山口の観光名所「萩」には、世界遺産があります。
今回の記事では、萩の世界遺産の場所についてまとめました。
松下村塾、萩城下町、反射炉など、見どころと合わせてご確認下さい。
山口県萩市は世界遺産が観光できる街
萩の観光地には世界遺産に登録されたものがあります。
その世界遺産とは「明治日本の産業革命遺産」
遺産は山口県萩市だけでなく、8県に点在していますよ。
日本の近代化・産業化の歩みが分かるものたちが、遺産として登録されました。
歴史的な価値を持つ理由として・・・
・西洋の技術を取り入れて、意志を持ってなされた産業化である点
・半世紀という短期間でなされた点
幕末から明治にかけて、国の形を大きく変え、短期間で産業化に成功した稀有な歴史に
価値があると認められました。
【山口・萩】世界遺産の場所はどこ?地図で解説。
「明治日本の産業革命遺産」は8県23ヶ所にありますが、うち5つが萩にあります。
・萩反射炉(はぎはんしゃろ)
・美須ケ鼻造船所跡(えびすがはなぞうせんじょあと)
・萩城下町(はぎじょうかまち)
・松下村塾(しょうかそんじゅく)
・大板山たたら製鉄遺跡(おおいたやまたたらせいてついせき)
以上5点が、萩市にある世界遺産です。
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こちらは萩市の地図に、世界遺産の場所を書き加えたもの。
市内中心部でアクセスしやすいのが、萩城下町と松下村塾。
中心部から少しはずれ、車でのアクセスが便利な、萩反射炉と恵美須ヶ鼻造船所跡。
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市内中心部から車で40分の距離にある大板山たたら製鉄遺跡。
以上5ヶ所にあります。
マイカー、レンタカーでの移動なら、1日で全てを見て回れます。
公共交通機関を利用の際は、主な見どころの松下村塾と萩城下町がおすすめ。
(他の3カ所はやはりお車が便利です)
松下村塾や反射炉など、世界遺産の見どころまとめ!
次に5ヶ所にある世界遺産の、見どころをご紹介します。
松下村塾(しょうかそんじゅく)
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松下村塾は、吉田松陰(よしだしょういん)の私塾。
松蔭が教えを説いたのは2年余りの期間ですが、日本の産業革命を担う多くの人材を育て上げました。
主な門下生は、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文など。
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松下村塾の隣に建っている、松蔭の実家。
松陰が謹慎した幽囚室(3畳半)もあります。
萩に来たならぜひ行きたい観光地の一つです。
住所・営業時間など
住所 山口県萩市大字椿東1537
営業時間 9時間~17時
入場料 無料
松陰神社の中に松下村塾があります。
アクセス方法
・JR山陰本線「東萩駅」より徒歩10分
・まぁーるバス・東廻り バス停「松陰神社前」より徒歩2分
松陰神社の境内に無料駐車場(60台)
神社前の交差点に無料駐車場(58台)があります。
大型車は有料で、500円(13台)
萩城下町(はぎじょうかまち)
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江戸時代に作られた地図が今でも使えるぐらい、当時の面影が色濃く残る城下町です。
「城跡・旧上級武家地・旧町人地」と3つのエリアに分けられます。
町人と武士が暮らす場所は、厳格に分けられており、当時の身分制度を伺わせます。
旧町人町には後世に名を残した人々(木戸孝允・高杉晋作)が多く、そのゆかりの地も見どころ。
営業時間など
営業時間 24時間
入場料 無料
アクセス方法
・まぁーるバス・西廻り、バス停「萩城城下町入口」より徒歩1分
・JR山陰本線「東萩駅」より徒歩25分
・中央公園駐車場(310円)から徒歩1分
(普通車146台・大型車10台)
萩反射炉(はぎはんしゃろ)
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1856年、試作的に導入された反射炉です。
反射炉とは「金属を溶かすもの」。
アヘン戦争や黒船来航で、海を守る必要性を感じた長州藩。
そこで鉄製の大砲を造ろうと、反射炉が試験的に導入されました。
最終的に、技術・費用ともに不足していたため、反射炉の導入は断念されました。
住所・営業時間など
住所 山口県萩市大字椿東4897-7
営業時間 24時間
入場料 無料
ガイドが常駐しています(9:00~17:00)
アクセス方法
・JR山陰本線「東萩駅」より徒歩20分
・まぁーるバス・東廻り バス停「しーまーと萩」より徒歩7分
・無料駐車場あり(普通車21台・大型車3台)
恵美須ケ鼻造船所跡(えびすがはなぞうせんじょあと)
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萩藩(長州藩)が初めて造った洋式軍艦は全長25mの「丙辰丸(へいしんまる)」
丙辰丸はロシアの技術を利用して作られました。
2隻目は全長43mの「庚申丸(こうしんまる)」で、オランダの技術が用いられました。
異なる技術が一つの造船所で使われた例は他にありません。
現在も残っているのが、大きな防波堤です。そこからの眺めもまた一興。
住所・営業時間など
住所 萩市椿東5159-14
営業時間 24時間
入場料 無料
ガイドが常駐しています(9:00~17:00)
アクセス方法
・萩反射炉から徒歩10分
大板山たたら製鉄遺跡(おおいたやまたたらせいてついせき)
画像出典:萩市観光協会公式サイト
「たたら」とは、日本古来の製鉄方法。
砂鉄と木炭を炉に入れ、鞴(ふいご)で風をおくり、鉄を取り出します。
作られた鉄は「丙辰丸(へいしんまる)」にも使われました。
大板山たたら製鉄遺跡は、製鉄のための主要施設がきれいに保存されています。
住所・営業時間など
住所 萩市大字紫福10257-11
営業時間 24時間
入場料 無料
アクセス方法
萩市内中心部より、車で40分の距離です。
大型車は通行できません。
・駐車場は無料(普通車4台、マイクロバス2台)
萩の世界遺産まとめ
山口の観光名所「萩」の世界遺産の場所についてまとめました。
幕末から明治にかけての激動の時代が感じられるものばかりです。
ぜひ観光してみてくださいね。
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