唐招提寺の観光ルート(地図付き)と所要時間。アクセス方法(バス・電車・駐車場)まとめ。




この記事では唐招提寺の観光ルート・拝観所要時間・アクセス方法を解説します。

唐招提寺は広く、見どころもいろいろあります。

効率よく観光できるおすすめの拝観ルートをご紹介します。

唐招提寺の観光ルート(地図付き)と拝観所要時間

唐招提寺の観光ルートを地図にしました。

ピンクの線が観光コースです。

観光コース

南大門→金堂→戒壇(かいだん)→鐘楼(しょうろう)・講堂・鼓楼(ころう)→開山堂→御影堂→鑑真和上御廟(ごびょう)→宝蔵(ほうぞう)→経蔵(きょうぞう)→売店

南大門から金堂に進み、右回りに見どころを巡ります。

拝観所要時間

拝観所要時間は45分~1時間です。

観光コースにそって、見どころを紹介

南大門

バス停を降りると、赤色の南大門が出迎えてくれます。

南大門の中にある小さな建物でチケットを購入します。

【国宝】金堂

まず出迎えてくれるのは立派な金堂。
高さ17.7m、幅28mです。

こちらの金堂は、唯一現存する奈良時代の金堂!

築1200年を超える貴重な建物。
何度か改修されましたが、部材は創建当時のものが使われています。

特徴は正面、吹き放しとなった八本の柱

金堂は重厚感がありますが、正面は開放的な参拝所となっています。

太い円柱は法隆寺と同じエンタシスの柱
柱の太さに注意してよ~くみると、柱の中央が膨らんでいます。

エンタシスは、柱を下から見上げた時に真っ直ぐ安定して見える視覚効果が得られます。
日本では「胴張り」と言われる技法です。

建築様式について知りたい方はコチラの記事がおすすめです。

中の仏像は大きい

ご本尊:盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう
(奈良時代/国宝)

盧舎那仏坐像は座っている像ですが、像高は約3m。
座っているのに3m!これはかなり大きいですね。

本尊の右には薬師如来立像(平安時代/国宝)がいらっしゃいます。
像高は3.36m現存する薬師如来立像では日本最大です。

※イメージ画像です。

本尊の左には千手観音立像(奈良時代/国宝)がいらっしゃいます。
像高5.35m、なんと5mを超えました!

しかも唐招提寺の千手観音様は、本当に千本近くの手があるんです。
正確には現在953本の手(大手42本、小手911本)ですが、かつては1000本あったと考えられています。

金堂には見ごたえのある大きな仏像が安置されています。

唐招提寺の見どころ・仏像解説記事

隠れキャラ?すみ鬼

金堂の軒下四隅にいる「すみ鬼」です。

三体は創建当時のもので、西側のすみ鬼は江戸時代(元禄)に作られたもの。

困ってるのか?笑ってるのか、不思議な表情です。

見つけるとちょっと嬉しくなるすみ鬼、ぜひ探してみて下さい。

戒壇

こちらが「戒壇・かいだん、石段のみが鎌倉時代のもの。

戒壇とは正式な僧になるための儀式「授戒・じゅかい」が行われる場所です。

鑑真は「授戒」により日本仏教を救い、正しく戒律を伝えることで立派な僧を輩出しました。

鑑真和上の日本や仏教への思いが感じられる場所です。

【国宝】講堂・鼓楼

画像左側が「講堂」、画像正面が「鼓楼・ころうです。
※右側は金堂です。

講堂は平城宮にあった建物を譲り受け、寺院用に改造されてます。
唯一現存する天平時代(奈良時代)の宮殿として大変貴重です。

「鼓楼・ころうには鑑真の仏舎利(ぶっしゃり)が安置されています。

毎年5月にうちわまき会式があり、ハート型のうちわがまかれるそう。

【重要文化財】御影堂

こちらが「開山堂・かいさんどう」

鑑真和上坐像(国宝)を安置するため、1881年に移築されたものです。

1964年に坐像は御影堂へ移動となり、現在は鑑真和上お身代わり像がいらっしゃいます。

「御影堂・みえいどう」は、開山堂から道を挟んだ向かいにあります。

鑑真和上坐像は非公開ですが、毎年6月には3日間公開されます。

鑑真和上御廟(ごびょう)

鑑真和上のお墓です。

鑑真和上のふるさと揚州から贈られた、瓊花(けいか)が植えてあり
初夏には白い花が満開になります。

鑑真和上御廟への道がとても素晴らしかったです。

金堂から少し歩きますが、青々と苔むした地面からまっすぐに生える木々。
そこに差し込む光のまぁ清々しいこと、美しいこと。

呼吸をすると全身が浄化されているような気分になります。
機会があればぜひ行ってみてくださいね。

【国宝】宝蔵・経蔵

※画像は経蔵(きょうぞう)

奈良時代に建てられた宝蔵(ほうぞう)経蔵(きょうぞう)
北側が宝蔵、南側が経蔵です。

正倉院で有名な校倉造(あぜくらづくり)で建てられています。
なんと奈良時代に作られた日本最古の校倉造です。

校倉造とは、高床、井桁 (いげた) を組んで壁を作る建物です

唐招提寺へのアクセス方法

電車(最寄り駅)

最寄り駅 近鉄線西ノ京駅(にしのきょうえき)

西ノ京駅から唐招提寺まで徒歩10分(約750m)

近鉄奈良駅→西ノ京駅
近鉄奈良駅→大和西大寺駅(分)
大和西大寺駅→西ノ京駅(5分)

近鉄京都駅→西ノ京駅
近鉄京都駅→大和西大寺駅(30分~45分)
大和西大寺駅→西ノ京駅(5分)

大阪難波駅→西ノ京駅
大阪難波駅→大和西大寺駅(30~35分)
大和西大寺駅→西ノ京駅(5分)

バス

※奥に唐招提寺の入口が見えます
最寄りのバス停「唐招提寺」

唐招提寺南大門まで徒歩1分(60m)

 JR奈良駅東口→バス停「唐招提寺」
所要時間 約17分
バス会社 奈良交通

近鉄奈良駅→バス停「唐招提寺」
所要時間 約22分
バス会社 奈良交通

便数は1時間に2~3本です。

※時刻表・料金はこちら(奈良交通)

駐車場

唐招提寺専用駐車場あり(有料)

営業時間 8:00~18:00

駐車料金

乗用車 150台
最初の60分 550円
以降30分ごと110円

バス 16台
最初の2時間まで 2,420円
以降60分ごと550円

レンタカー

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ツアー

奈良の見どころをバス、タクシーで巡るツアーもおすすめです。

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※右上のメニュー(横棒3本が縦に並んでいるマーク)をクリック。
表示されたページの検索BOXに「唐招提寺」と入力し検索する方法もあります。

拝観料・営業時間・定休日

・拝観料 割引

大人 1,000円
高校生 400円
中学生 400円
小学生 200円

団体割引あり
※詳細はこちら(唐招提寺ホームページ)

・営業時間 定休日

8:30~17:00

定休日 なし

施設情報・御朱印・お問い合わせ

住所:奈良市五条町13-46

施設情報(トイレなど)

売店・トイレ・休憩所あり

お問い合わせ

0742-33-7900

御朱印

料金(納経料)300円

売店の近くに、朱印帳がありました。

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