【奈良ひとり旅】斑鳩を自転車観光!法隆寺・中宮寺の所要時間・モデルコース&感想まとめ。




奈良ひとり旅シリーズです。

自転車で奈良県の斑鳩(いかるが)町を楽しく観光しましたよ。

法隆寺や中宮寺のような有名な寺院、国宝の数々をしっかり堪能できました。

レンタサイクルでの観光の模様をまとめたので、よければご覧ください。

斑鳩(いかるが)観光モデルコースの地図

観光モデルコース

法隆寺駅
①法隆寺iセンターで自転車を借りる

②法起寺
③法輪寺
④中宮寺
⑤法隆寺
⑥藤ノ木古墳
法隆寺iセンターで自転車を返却

こちらのガイドブックをかなり参考にルートを作成しました。

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モデルコース満載のガイドブックです。

主要な見どころはおさえつつ、自転車なら余裕を持って回れるくらいの時間配分です。

最寄り駅はJR法隆寺駅

大阪方面からJRで移動しました。

こちらが法隆寺駅です。

瓦屋根の変わった形状の建物ですね。

ここから法隆寺iセンターまで徒歩15分(約1.2km)の距離です。

体力を温存したいのであれば、バスに乗ることをオススメします。

今日は自転車での観光なので、徒歩でいいかな~

「こんなところに法隆寺があるの?」と思うくらい、普通の街並み。

看板があるので間違いないんだけど。

たかだか15分と思ってナメていましたが、天気がよくちょっとしんどかった(^_^;)

法隆寺iセンターで自転車を借りる

法隆寺iセンターに到着しました。

中でパンフレットなど観光情報を物色し、自転車をかります。

地元の方っぽいスタッフが、心があたたまる接客をしてくれました。

レンタサイクルは1日借りて1,000円です。

法隆寺iセンター

住所 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1丁目8-25
営業時間 8:30~18:00
年中無休

観光案内・レンタサイクルのサービスあり。

レンタサイクルで斑鳩(いかるが)観光、スタート!

9:00 法隆寺iセンターを出発

目指すは「法起寺・ほうきじ」です。

サドルを調整したので、乗り心地が丁度よい。

地図を見るために止まらないといけないのがちょっと不便(汗)

時々看板もあるので、それを参考に車通りの少なそうな道を進む。

やっぱり自転車は快適ですね!

9:25 法起寺(世界遺産)到着

途中郵便局に寄ったのも含めて、移動時間は25分です。

約2kmの距離に時間がかかってしまいました。

画像のバス停の後ろの空き地が、駐車場&駐輪場でした。広くて、停め放題!

拝観料は300円でした。

入口を抜けた先の景色です。

ツツジが満開に咲いていて、緑が生い茂っていて、とても落ち着いた景色と雰囲気でした。

奈良のこういう雰囲気がたまらなく好きです。

実はこれまで神社ばかり参拝していて、寺に馴れていません。

お寺の住職さんは、ちゃらついた観光客が好きじゃないのではないか?

興味だけで仏像を見られることに快く思ってないのではないか?

と思っていたのですが

受付からとってもフレンドリーでウェルカムで驚いてしまいました。

画像の三重塔は国宝であり、現存する最古の三重塔です。

奈良の景色に溶け込んでいて、自然の景色をぐっと引き締めてくれます。

日本の建築美が感じられますね。

法起寺は、聖徳太子の遺言により、息子の山背大兄王が638年に寺へ建て替えたもので
※もともとは「岡本宮」という太子が法華経を講義してした場所。

聖徳太子ゆかりの地として有名なお寺です。

自然との融合が素晴らしい、古風な奈良を堪能してしまいました。

では自転車に乗って次へ向かいます。

法起寺(ほうきじ)

住所 奈良県生駒郡斑鳩町岡本1873
営業時間 8:30~16:30
※季節により変動あり
定休日 なし

10:07 法輪寺に到着

お次は「法輪寺・ほうりんじ」法起寺からの移動時間は約10分でした。

法起寺・法輪寺・法隆寺、法がつく寺が多すぎて混乱しますね(^_^;)

こちらが法輪寺の入口です。

駐車場や駐輪場が近くにあるので、アクセスしやすいです。

拝観料は500円でした。

受付の年配の女性は、なかなかの塩対応でした。

法輪寺は、聖徳太子のお子さん、山背大兄王(やましろのおおえのおう)

聖徳太子の病気平癒を願って建てたお寺です。

こちらが法輪寺の講堂。

中では迫力満点の薬師如来など、11の仏像を間近で見ることができます。

法起寺でも十一面観音立像を見ましたが、ガラス越しに見るので物足りませんでした。

撮影禁止のため画像はありませんが、法輪寺は刺激ある仏像見学となりました。

仏像はいいですね。

※三重塔は昭和19年に火災で消失。後再建されたもの。

講堂からの景色です。

左右非対称でありながら、絶妙にバランスの取れた景観。

これぞ日本の美だと思います。

約30分滞在して観光終了。
※この滞在時間は長すぎ。10分もあれば観光可能なお寺です。

法輪寺(ほうりんじ)

住所 奈良県生駒郡斑鳩町三井1570
営業時間 8:30~16:30
※季節により変動あり
定休日 なし

法輪寺を出発し、次の目的地「中宮寺」へと向かいます。

なんと自転車専用道路がありました。

道によっては車通りが激しいのでとてもありがたい。

自転車専用道路や細い道をくねくね進んだ先に「中宮寺」がありました。

11:07 中宮寺に到着

法輪寺→中宮寺は自転車で15分かかりました。
※道が分かればもっと早いのにね~

「中宮寺・ちゅうぐうじ」は、法隆寺の東院四脚門をくぐった先にありました。

こちらが中宮寺の入口です。

中宮寺といえば…

アルカイックスマイルが美しい、如意輪観世音菩薩(国宝)が見どころ。

この美しい仏像が見たくて中宮寺にやって参りました。

拝観料は500円でした。
※法隆寺を拝観するなら100円引きの400円になります。

初夏には白い藤の木が見られます。

なんとも雅な気分になりますね。

しばらく歩いた先に本堂があります。

中には、美しい如意輪観世音菩薩がいらっしゃいました。

如意輪観世音菩薩

数少い「古典的微笑(アルカイックスマイル)」の典型として高く評価され、エジプトのスフィンクス、レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナリザと並んで「世界の三つの微笑像」とも呼ばれております。
引用:中宮寺ホームページ

如意輪観世音菩薩様のご尊顔を拝見したい!

と思ったのですが、やや遠くにいらっしゃったのでしっかりとは見られず。

無駄のないなめらかな曲線、主張は少なめですが存在感が抜群!

とにかく神々しくて、美しさと色気はただならぬものがありました。

写真で見ると大きさが分かりにくいですが、想像より小さかったな。

黒く光沢のある菩薩像ですが、もともとは華やかに色がつけられていたそうです。

そんな菩薩像も見たかった気もしますが、やっぱり今のお姿が良いです。

しばらく鑑賞。後ろ髪を引かれまくりながら帰ることに。

あまりにも良かったので、売店で菩薩様のポストカードを購入する。

これで家でも堪能できるはず\(^o^)/イエーイ

中宮寺(ちゅうぐうじ)

住所 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北1丁目1-2
営業時間 8:30~16:00
※季節により変動あり
定休日 なし

【世界遺産】法隆寺観光がスタート

法隆寺は、東院伽藍(とういんがらん)と西院伽藍(さいいんがらん)に分かれています。

西院伽藍→金堂・五重塔が配置された法隆寺の中心部。世界最古の木造建築群。
東院伽藍→聖徳太子を供養する夢殿がある。

※他にも若草伽藍などがある

中宮寺の隣に、法隆寺の東院伽藍(とういんがらん)があります。

このまま東院伽藍の観光をします。

11:35 法隆寺 東院伽藍を観光

こちらが東院伽藍の入口です。

拝観料は300円でした。

こちらが八角形の「夢殿・ゆめどのです。

ロマンの感じられるお名前ですね。

聖徳太子を偲んで738年ころ(聖徳太子が亡くなって約120年後)に建立されたそうです。

網の貼ってある小さい窓から、薄暗い夢殿のなかを覗くと

国宝の救世観音像が静かに立っていらっしゃいます。
※救世観音像は春と秋の特別開扉中に見ることが可能

できたらもう少し近くで見たかったな~と思う。

12:15  柿の葉そばを頂く

お腹が空いてきたので何か食べたいな~と自転車でフラフラ散策する。

美味しそうなイタリアンのお店やパン屋さんもあるんですが

せっかくなら奈良名物を頂きたいですね。

※画像の奥にあるお店です。

結局ランチを頂いたのは、法隆寺南大門前にある「松本屋」というお店。

ものすごく押しの強いおばちゃんに勧めていただきました。

奈良名物の柿ざるうどんです。

フルーティーな風味でもちもちなざるうどんでした。
(見た目蕎麦っぽいですけどね)

部屋が寒かったので、温かいうどんにすればよかったかな?とちょっと後悔。

松本屋(まつもとや)

住所 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1丁目6-4
営業時間 9:00~17:30
不定休

お食事やお土産の購入ができます。

12:45 法隆寺 西院伽藍を観光

腹が満たされ、ゆっくり休むことができました。

今度は法隆寺の西院伽藍(さいいんがらん)を観光することにします。

南大門をくぐった先に、長い通路がありました。

先に見えるのは国宝の五重塔ですね。

本日の観光最大の見所、法隆寺の西院伽藍にいよいよ足を踏み入れることになります。

世界最古の木造建築、世界遺産で有名な法隆寺。

あぁ~ドキドキしてきた(^_^;)

来ました~!!国宝の中門です。

大きな屋根瓦、白と黒のメリハリの効いた色使い、堂々とした佇まい。たまりませんね。

中門の左右にいらっしゃる金剛力士像も迫力満点でした!

西院伽藍の拝観料は1,200円でした。

東院伽藍+西院伽藍=1,500円の拝観料です。

伽藍の中に入ると、回廊にありましたよ!!

歴史の教科書で習った「エンタシスの柱」

柱のやや下側が膨らんでいる?太くなっている形状ですね。

パンフレットに書いてあったから気がついたけど、言われないと見逃しますね。

想像より真っ直ぐな柱に見えます。

※講堂からの景色です。

そして左側が金堂、右側が五重塔です。(もちろん国宝!)

薬師如来坐像や四天王像など、金堂の中は貴重な仏像の宝庫。

残念ながら撮影禁止ですが、見ごたえ抜群です。

この感動を忘れたくなく、帰りがけにパンフレット(300円)を購入しました。

金堂だったと思うのですが、可愛らしい置物がいました。

見つけたときのラッキー感がすごかった。

獅子?なんでしょうか。金堂を守っているのかな?

五重塔の初層(一階)にある粘土製の像が有名らしく、じっくり拝見する。

四方にそれぞれ4つの場面が表現されています。

もちろん撮影禁止ですよ~。

仏教徒ありながら、日々お釈迦様を意識することはありませんが、法隆寺に来るとお釈迦様の存在の大きさを感じることができます。

15:06 法隆寺観光終了

約2時間50分、じっっっっっっくりと法隆寺を堪能しました。

長居してしまいましたが、それが許されるのが一人旅の良いところです。

建物の美しさが素晴らしかった。

他、仏像や塑像など色んなものを見せていただきました。

大満足の、大満喫で思い残すことがありません。

法隆寺(ほうりゅうじ)

住所 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1-1
拝観時間 8:00~16:30
※季節により変動あり
定休日 なし

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15:15 藤ノ木古墳に到着

本のモデルコースには、法隆寺後に藤ノ木古墳へ行くと書いてあります。

約10分の移動で到着しました。

立派に整備されすぎていて、風情も古墳感も感じられず。

竪穴式石室をガラス越しに見ることができました。

藤ノ木古墳(ふじのきこふん)

住所 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西2丁目1-1795
営業時間 24時間
定休日 なし

15:28 斑鳩文化財センターに寄ってみた

藤ノ木古墳から自転車で5分「斑鳩文化財センター」です。

藤ノ木古墳をメインに斑鳩町文化財の情報発信されている施設ですが

コロナ禍のため、中はほとんど見ることができませんでした。

残念~(´・ω・`)

斑鳩文化財センター

住所 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西1丁目11-14
営業時間 9:00~17:00
定休日 水曜日

15:50 法隆寺iセンターで自転車を返却

斑鳩文化財センターから約10分で、法隆寺iセンターに戻ってきました。

今日一日お世話になった自転車とサヨナラをします。

徒歩で法隆寺駅に向かい、16:22分の奈良行き電車で移動しましたとさ。

本日の御朱印コレクション

もともと御朱印を頂くつもりはなかったのですが

実際に行くと誘惑にかられ

結局行く先々で頂きまくってしまいました(*^^*)

※法隆寺の御朱印が達筆すぎで読めない(^_^;)力強い筆使いがお寺という気もする。

左から、法輪寺・法起寺・中宮寺・法隆寺の御朱印です。

場所によってはいくつか選べたような気がしますが、ご本尊のお名前の御朱印が中心でした。

お寺にある御朱印帳は格式の高そうなデザインが多かった気がします。

こんなに頂くなら御朱印帳を買えばよかったかな?とも思う。

自転車での斑鳩観光モデルコース・所要時間まとめ

予定通り、自転車で観光することができました。

本日のルートと所要時間まとめです。

9:00発   ①法隆寺i観光センター 
9:25着   ②法起寺
10:07着 ③法輪寺 

11:07着 ④中宮寺 
11:35着 ⑤法隆寺東院伽藍
12:15着 ランチ 

12:45着 ⑤法隆寺西院伽藍 
15:15着 ⑥藤ノ木古墳
15:50着 ①法隆寺iセンター 

観光所要時間は、トータルで約7時間です。全体的にじっくり観光したのでかなり時間がかかっていまいました。

もう少しサクッと観光すれば、6時間におさまったと思います。

自転車を停める場所に気を使いすぎることなく、ある意味停め放題でした。

藤ノ木古墳はちょっとあれでしたが、全体的にとても楽しい観光となりました。

日本建築の美しさ、仏像の繊細な作り、お寺の荘厳な雰囲気、ウェルカムなスタッフの対応。

天気もよく、花もきれいで、いい時に来ちゃったな~感が凄まじい。

今回のコースはとても良かったので、自転車で斑鳩をまわる時に参考にしてもらえたらと思います。

奈良ひとり旅シリーズ