【奈良・法隆寺】歴史・見どころ・仏像 すっきり解説!回り方(観光ルート)と拝観所要時間。




 

今回ご紹介するのは、

奈良県斑鳩町にある世界遺産、法隆寺(ほうりゅうじ)です。

 

記事のコンセプト

魅力ある観光都市「奈良」には、お寺や古墳が多くあります。

観光してときどき感じるのが…

 

古くて価値があるのは分かるけど、見どころや違いがよく分からない!!

せっかくの説明も、内容が難しくて消化不良。

私以外にもそう感じる方がいるんじゃないかな~と思います。

 

そこで、この記事(すっきり解説シリーズ)では

お寺の歴史や見どころを、簡単に分かりやすくまとめました。

「施設情報・アクセス方法・御朱印情報」も載せています。

さらっと見るだけでも、観光が楽しめると思います。

もし良ければご活用下さい。

 

法隆寺創建の歴史・ご本尊(仏像)

・創建された年

寺伝によると、607年

遣隋使が派遣された年ですね。

 

・創建した人

推古天皇聖徳太子です。

 

・創建された理由

聖徳太子のお父様、用明(ようめい)天皇が病気になりました。

「病気を治すために、お寺と仏像を造りたい!」と願うも、建てる前に亡くなってしまいます。

お父様の意思をついだ聖徳太子と推古天皇が、法隆寺を建てました。

 

607年に創建された法隆寺は、670年にすべて焼失してしまいます。

7世紀後半~8世紀初頭に再建、その後さまざまな修繕が行われ現在に至ります。

1993年、歴史的価値が認められ世界遺産に登録されました。

 

・ご本尊(仏像)

※釈迦如来三尊像のイラストです。

ご本尊釈迦如来(しゃかにょらい)
金堂・中の間にある三尊像のセンターが、釈迦如来

釈迦如来(しゃかにょらい)は一番位が高い仏で、悟りを開いたお釈迦様がモデル。
(天→明王→菩薩→如来の順で位が高くなる)

聖徳太子の病気が治ってほしい!との願いで造られました。

両側の像(脇侍・きょうじ)
左→薬上菩薩(やくじょうぼさつ)
右→薬王菩薩(やくおうぼさつ)

お薬で病気から人々を救ったご兄弟です。

 

宗派

聖徳宗(しょうとくしゅう)
聖徳太子を宗祖とする仏教宗派の一つ。

法隆寺は聖徳宗を統括するお寺、総本山です。

 

世界遺産「法隆寺」の見どころ2つ

①法隆寺は国宝パラダイス

法隆寺が所有する国宝は40件、重要文化財を含めると190件もあります。

飛鳥時代のものが現存する奇跡のお寺「法隆寺ですが、

貴重なものが多すぎて、何がなんだかよく分からず拝観してしまったのは私です(-_-;)ザンネン

訪問の際には、予習することをおすすめします。

 

②世界最古の木造建築

法隆寺の西院伽藍(さいいんがらん)には
世界最古の木造建築「金堂」、日本最古の「五重塔」があります。

木造の建物は痛みやすく火事に弱いイメージがありますよね。

実際に火災や戦乱により、これまで多くの建物が消失しました。

 

しかし、法隆寺の金堂・五重塔は築1300年を超えました!

そんな木造の家あります?

存在そのものが奇跡と言える法隆寺、じっくり堪能したいお寺です。

 

法隆寺のかんたん地図と拝観所要時間

法隆寺の面積は18万7000㎡、東京ドーム4個分です。

そこに何十点もの国宝や重要文化財があるので、丁寧に拝観すると半日はかかります。

そんなに時間が取れる人も少ないと思うので

代表的な見どころが1~2時間で楽しめる観光ルートをご紹介します。

 

おすすめ観光ルート

①南大門
②西院伽藍(さいいんがらん)
③大宝蔵院(だいほうぞういん)
④東院伽藍(とういんがらん)

※地図の文字色とリンクしています。

法隆寺の主な見どころがしっかり楽しめる、王道の観光ルートです。

どんなルートで観光しよう?と考え中の方は参考にしてもらえたらと思います。

 

拝観所要時間

法隆寺の拝観所要時間は、1時間半~2時間です。

今回ご紹介する観光ルートは1時間半を想定しています。

 

法隆寺の回り方(観光ルート)・見どころ紹介

おすすめ観光ルートに沿って、見どころをご紹介します。

南大門(国宝)

法隆寺の観光は「南大門」からスタートです。

室町時代に再建されたものです。

反り上がった屋根に風格と威厳を感じますね。

 

西院伽藍(さいいんがらん)を観光する

南大門の後は、西院伽藍(さいいんがらん)を拝観します。

伽藍(がらん)とは?
寺院の主要な建物(金堂・塔・講堂など)の集まり。 

法隆寺の西側にある、西院伽藍では

五重塔や金堂など、法隆寺最大の見どころを堪能することができます。

 

中門(国宝)

参道を突き当たると、中門が待ち構えています。

見どころは日本最古の金剛力士像(重要文化財)です。
※法隆寺は最古がたくさんあります!

 

左側にいらっしゃる吽形(うんぎょう)像
きゅっと口を結んでいます。

吽形像は迫力満点ですが、体のライン、衣の躍動感が丁寧に繊細に造られています。

見事な工芸品です。

 

右側にいらっしゃる阿形(あぎょう)像
お口が開いています。

法隆寺のボディーガード的存在です。
これからも日本の宝をしっかり守っていただきたい。

 

中門を左に曲がった先に、受付があります。

いよいよ西院伽藍の中に入ります。

 

回廊(こちらも国宝)

こちらが回廊(かいろう)です。

ここでの見どころは「エンタシスの柱」

よく見ると直線ではなく、中央にふくらみのある柱になっていますよね?

ギリシャのパルテノン神殿に代表される特徴です。

 

こんな昔からギリシャと日本はつながっていたのね…(*´ω`*)

と考えがちですが、ギリシャの技術が伝わったわけではないようです。

 

五重塔(もちろん国宝!)

※一階(初層)、真ん中の扉から塑像群が見られます。

日本最古の五重塔です。高さ32.5m、飛鳥時代作成。

全体的にバランスが良い、安定感のある造りとなっています。

一階(初層)の屋根の横幅は、五階(五層)の二倍!

塔の上に行くほどスリムな造りとなっています。

メリハリのきいたボディは魅力的ですね✨

 

見逃せないのは、一階(初層)にある塑像群(そぞうぐん)

塑像(そぞう)とは、土で作った仏像のこと。

塔の一階、東西南北の四面それぞれに、お釈迦様にまつわる場面が塑像でつくられています。
※正式な名前は「塑造塔本四面具(そぞうとうほんしめんぐ)」

 

※本物は撮影禁止のため、法隆寺iセンターの手書き資料から

こんな感じの塑像群が見られますよ。

画像は北面の、お釈迦様の入滅(お亡くなりになる)を悲しむ泣き仏の画像。

仏様に怒られそうですが「コミカルで面白い像だな~」と思いました。

奈良時代の作品です。

 

金堂(国宝中の国宝!)

こちらが世界最古の木造建築「金堂(こんどう)」です。

飛鳥時代の建築様式、飛鳥様式の特徴が見られます。

 

・雲形肘木(くもがたひじき)
肘木という組物が雲の形をしている

・卍崩しの高欄(まんじくずしのこうらん)
高欄(手すり)が、卍の文字を崩したデザインで作られている。

・人字型割束(ひとじがたわりつか)
「束」とは短い柱のこと。「人」という文字の形のように、下半分が割れた束のこと。

以上3点が、飛鳥様式の特徴と言われています。

五重塔や金堂を拝観する時に、是非チェックしてくださいね!

屋根を支える龍も気になりますが、江戸時代に作られたものです。

 

金堂の中には、3つのご本尊が安置されています。

中の間には、釈迦三尊像(しゃかさんぞんぞう)
聖徳太子の病気平癒を祈って建てられた像、国宝です。

釈迦三尊像のセンター、釈迦如来の外見は…

・身につけるものは質素
・頭上にはお団子ヘアーのような肉髻(にっけい)
・パンチパーマのような螺髪(らほつ)
・おでこに白毫(びゃくごう)

やや長めのお顔、口元が微笑むアルカイックスマイルが特徴。

 

東の間には、薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)
聖徳太子のお父様(用明天皇)の病気平癒を祈って建てられた像、国宝です。

西の間には、阿弥陀三尊像(あみださんぞんぞう)
聖徳太子のお母様(穴穂部間人皇女)のために建てられました。

大きな部屋に貴重な仏像が多く安置されています。

 

金堂は外観も中も飛鳥時代そのもの。

飛鳥様式の建築、飛鳥時代に作られた仏像をじっくり堪能して下さいね。

 

大講堂(国宝)

お坊さんたちの修業の場「大講堂」

一度落雷で焼失し、平安時代に再建されたものです。他の建物と比べて、少し雰囲気が違いますね。

中には国宝の薬師三尊像が安置されています。

 

大宝蔵院(だいほうぞういん)

急に新しい建物で驚きますが、平成10年に完成した「大宝蔵院・だいほうぞういん」です。

百済観音像(くだらかんのんぞう)を安置するために建てられました。

主役の百済観音像は、2mの身長に細身の身体。モデルのようなスレンダー体型。

他にも
夢違観音像(ゆめたがえかんのんぞう)
→悪夢を吉夢に変えてくれる観音。お世話になりたい。

玉虫厨子(たまむしのずし)
→仏像などを入れる仏具。玉虫の羽が装飾されているので「玉虫厨子」と呼ばれている。日本最古の工芸品の一つ。

など、多くの国宝や重要文化財が保管されています。

こちらも鉄板観光コースです!

 

東大門(ここも国宝)

西院伽藍と東院伽藍を結ぶ「東大門(とうだいもん)」です。

長い月日の積み重ねがゆえの味わいを感じます。

奈良時代に作られました。

 

東大門をくぐり、長い参道の先に東院伽藍があります。

東院伽藍(とういんがらん)を観光する

こちらが東院伽藍の入口です。

東院伽藍と西院伽藍、それぞれに受付があります。
どの順番で入ってもトータル1,500円の拝観料です。

 

聖徳太子が亡くなった後、太子を偲んで建てられたのが東院伽藍です。

夢殿(国宝)

こちらが八角形の夢殿(ゆめどの)、奈良時代に作られました。
※こちらも日本最古の八角堂

「夢殿」という名前、八角形の形、可愛らしさと神秘を感じます。

 

中には聖徳太子の等身像とされる、救世観音立像(くぜかんのんりつぞう)が安置されています

救世観音立像は通常非公開ですが、春(4/11~5/18)と秋(10/22~11/22)に特別公開されます。

 

アクセス方法

電車(最寄り駅)

最寄り駅 JR大和路線「法隆寺駅」
駅から法隆寺まで徒歩20分(1.5km)

移動手段は徒歩、バス、タクシーです。

バス

最寄りのバス停は「法隆寺参道」

ルート 法隆寺駅→法隆寺参道
番号 72番系統
所要時間 所要時間8分
バス会社 奈良交通

9時台~16時台に運行しています。
1時間に3本程度です。

※時刻表・料金はこちら(奈良交通)

法隆寺参道から法隆寺まで徒歩4分(350m)の距離です。

 

駐車場

専用の無料駐車場はないため、近隣の有料駐車場を利用します。
法隆寺南大門近くの駐車場をいくつかご紹介します。

法隆寺観光自動車駐車場

住所 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1丁目8-25
料金・駐車台数
自動車1日500円(20台)
二輪自動車1日100円
バス 1日2,800円(80台)
営業時間 8時半~18時
定休日 不定期休日あり
連絡先 0745-74-2276

法隆寺南大門まで徒歩4分

 

法隆寺参拝駐車場いかるが

住所 奈良県生駒郡生駒郡斑鳩町法隆寺1丁目7
料金・駐車台数
自動車 1日500円(40台)
営業時間 8時~18時
定休日 なし
連絡先 074-575-0910

法隆寺南大門まで徒歩3分

 

法隆寺門前芳庵(ほうあん)駐車場

住所 奈良県生駒郡生駒郡斑鳩町法隆寺1丁目8
料金・駐車台数
自動車 1日600円(10台)
※料金は200円~600円と諸説あり。
営業時間 8時~18時
連絡先 074-575-0910

法隆寺南大門まで徒歩2分

 

他にも駐車場がありますが、料金は500円~600円が相場です。

 

ツアー

奈良の見どころをバス、タクシーで巡るツアーもおすすめです。

・現地出発のツアーなら「ベルトラ」
奈良 観光ツアー

・プランが豊富!ツアーで楽しむなら「クラブツーリズム」
話題の世界遺産や大古の歴史を楽しむ旅!クラブツーリズムの近畿旅行
※右上のメニュー(横棒3本が縦に並んでいるマーク)をクリック。
表示されたページの検索BOXに「法隆寺」と入力し検索する方法もあります。

 

拝観料・営業時間・定休日

・拝観料 割引

大人 1,500円
小学生 750円

団体割引、障がい者割引あり

 

・営業時間 定休日

2月22日~11月3日
8:00~17:00

11月4日~2月21日
8:00~16:30

定休日 なし

 

※最新情報はこちら(法隆寺ホームページ)

施設情報・御朱印・お問い合わせ

住所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1−1−1

施設情報(トイレなど)

トイレ・休憩所・売店あり

お問い合わせ

074-575-2555

御朱印

料金(納経料) 300円

 

参考図書

記事を書く際に参考にさせて頂いた書籍です。

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