奈良県にあるトップオブ神社と言えるのが、大神神社。
今回の記事では、大神神社(おおみわじんじゃ)情報をまとめました。
・創建の歴史と御祭神
・ご利益・ご神徳
・参拝ルート・所要時間
・アクセス方法
・御朱印情報
神社好きに有名なスーパーパワースポットです。御覧ください。
目次
奈良・大神(おおみわ)神社 創建の歴史と、御祭神
大神神社は「日本最古の神社」と言われています。
大神神社の御祭神は、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
ルーツは日本神話に拠ります。
大神神社の創建エピソード
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が
少彦名命(すくなびこのみこと)と協力して国造りをしていました。しかし国造り半ばに、少彦名命が常世(死後の世界)へいってしまいます。
「これから一人でどうやって国を作ったらいいのか・・・」と嘆いていると
海の彼方から光を照らしながら近づいてくる神が見えます。
大国主大神がどなたか尋ねたところ
「私はあなたの御霊(幸魂・奇魂)です。
大和国の東の山の上に私を祀れば、国造りに協力しましょう。」※幸魂(さきみたま)・・・優しさ、献身性、人を愛し育てる力を司る、人を幸せにする神霊。
※奇魂(くしみたま)・・・不可思議な力を持って、物事を成就させる神霊。この御霊(みたま)こそが大神神社の御祭神、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)。
大国主大神は、大物主大神を三輪山に祀りました。
これが大神神社のはじまりとなります。その後、大国主大神は無事国を造り終えたそうな。神話は「国譲り」へと続きます。
つまり、大国主大神の魂が大物主大神であり、二柱は同一神と言えます。
大国主大神は自分自身の御霊とともに、国造りを完成させたんですね。
大神神社の御神体はどこ?
画像引用:ぐる旅
神話に由来があるように、御祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)は
三輪山に祀られています。
三輪山は神域です。
江戸時代以前は、厳しい入山規制により守られていました。
(今は「入山の心得」を守れば登山できますが、時間や厳格なルールあり。)
三輪山と、大神神社「大鳥居」の景色は大神神社らしい眺めと言えます。
大神神社の利益は?
御祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)は国造りの神様なので
国造り関連のご利益があります。
農業、工業、商業すべての産業開発・方除(ほうよけ)・治病・造酒・製薬・禁厭(まじない)・交通・航海・縁結びなどなど・・・
つまり、オールマイティーですね!
特に
五穀豊穣
疫病除け
酒造り、にご利益あります!!
※参考 大神神社ホームページ
大神神社の参拝ルート・所要時間
大神神社の参拝所要時間は?
参拝のみであれば30分~1時間です。
敷地が広く見どころが多いので、1日かけて参拝することも可能です。
①大鳥居
JR桜井線「三輪駅」から看板に沿って進むと、二の鳥居に行ってしまいます。
大鳥居を見たい人は気をつけましょう。

本当に大きいです!
道路も家も小さく見えますね。
高さ 30.2メートル
耐久年数 1300年。ストロング!
昭和59年10月13日、天皇陛下の参拝記念&在位60年を祝って建てられました。
そこから歩いて、大神神社を目指します。
②二の鳥居

歩いて約10分。二の鳥居に到着。
ここからがいよいよ本番です。

神社らしい参道がまっすぐ伸びています。
緑が豊かで、気持ちよく歩けますね。心が清められる~
③祓戸神社

橋を渡ったら、祓戸神社(はらえどじんじゃ)があります。
瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)
速秋津姫神(はやあきつひめのかみ)
気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)
速佐須良姫神(はやさせらひめのかみ)の4柱。
心と体を祓い清めてくれる神様ぞろいです。
参拝前にはここでまず手を合わせましょう。
心に溜まった穢れを祓ってくださいますよ。
④夫婦岩

祓戸神社の横にある、夫婦岩。
大物主大神と人間の恋模様を表すように、寄り添う岩と岩。
「縁結び・夫婦円満」のご利益があります。
⑤見どころ!手水舎の蛇

次は、手水舎で手と口を清める。
なんと大神神社の手水舎は、蛇タイプ。
そう!この蛇こそが大神神社の見どころです。
蛇は、大物主大神の化身とされています。
大物主大神は蛇の化身だ!エピソード
倭迹迹日百襲姫(やまとととびももそひめ)という方のもとに、大物主大神が通っていました。
しかし、大物主大神が訪れるのは夜のみ。姫が「あなたの顔をはっきり見たいわ。」と、お願いをすると
「わかった。昼は姫の櫛箱の中にいるけど、箱を開けても決して驚いていけないよ。」とこたえます。不思議に思いつつ、翌朝姫が箱を開けると、そこに小蛇が入っていました。
驚きのあまり姫は悲鳴を上げてしまう。大物主大神は蛇から男性の姿になり
「なぜ約束を破ったのか!二度とあなたとは会えません。」と三輪山に帰ってしまう。悲しんだ姫は箸で女陰を突いて、命を落としました。
この日本書紀の話から、大物主大神は蛇の化身と言われています。
⑥巳の神杉(みのかみすぎ)

こちらが、巳の神杉(みのかみすぎ)。拝殿近くにあります。
大物主大神の化身「白蛇」が住むと言われる御神木。
樹齢500年!カメラにおさまりきらないほど大きいです。

蛇の好物、卵がお供えされてます。
⑦見どころ!拝殿と三ツ鳥居(三輪鳥居)


この拝殿が見どころ!!
国指定の重要文化財です。
この美しい拝殿を愛でるのも、いいですね。
フォルムと色使いが美しく、いつまでも見ていられる。
檜皮葺き(ひわだぶき)の屋根が、重厚感を感じさせます。
現在の拝殿は、1664年に再建されたものです。
参拝にはルールが有りまして

まずは、こちらの自祓い串でお祓いを済ませます。
自祓い串でのお祓い方法はきちんと書いてありますよ。
そして、拝殿で手を合わせます。
「幸魂奇魂守給幸給(さきみたま くしみたま まもりたまへ さきはえたまえ)」
と、3回唱えるそうだ。私は気づかず(;´∀`)
大神神社は、本殿がありません。
「御神体の三輪山を、拝殿から三ツ鳥居を通して拝む」ようになってます。
画像引用:大神神社ホームページ
こちらが三ツ鳥居(三輪鳥居)。
国重要文化財。神の山・三輪山と拝殿を区切る場所に立つ。
本殿にかわるものとして神聖視されてきた。拝観は参集殿で申し込みを。
引用:大神神社ホームページ
申込みをしないと、拝見することができませんが
この三ツ鳥居も見どころです!
記録が少なく、謎が多い鳥居です。
⑧なでウサギ

こちらが「なで兎」。参集殿の入口にあります。
撫でると、手足の痛みが取れると言われています。
みなさん撫でまくっているんでしょうね。ピカピカです!
ウサギさんともご縁がある大神神社。
その理由は、以下の通り。
うさぎエピソード
①大神神社の「大神祭」が崇神天皇8年の卯の日に始まった。
※卯は干支のうさぎのこと。
②大国主大神の、因幡の白うさぎを助けたエピソード
以上のご縁から、うさぎに関するものがいくつかあります。
このうさぎに関するものが、見どころ!!
拝殿向かいの授与所で販売されています。

可愛い源氣うさぎ。

縁結び守り。大変可愛らしいです。
⑨数々の摂社・末社
大神神社は広くて、多くの摂社・末社があります。
本社に劣らない由緒あるものも!
特に狭井神社は、三輪山登山ルートであり、神水が湧き出る井戸があります。
こちらについては長くなるので別の記事で!
大神神社の最寄り駅・アクセス・駐車場情報
電車・バスでのアクセス方法・最寄り駅
最寄り駅①JR桜井線「三輪駅」
JR三輪駅から、大神神社二の鳥居まで徒歩5分。
(看板があるので迷いません!)
最寄り駅②JR桜井線・近鉄大阪線「 桜井駅」
駅から神社までシャトルバスあり。
乗り場:北口2番乗り場
運行日:土曜・日曜・祝日のみ運行(運休することもある・要確認)
時刻表:こちらをチェック
料金:190円
所要時間:20分
大阪駅からのアクセス
JR大阪駅→JR鶴橋駅
近鉄大阪線・鶴橋駅→桜井駅
所要時間 約1時間(急行)
料金 820円
奈良駅からのアクセス
JR奈良駅→JR三輪駅
所要時間 25分
料金 330円
※2020年3月情報
駐車場情報

二の鳥居駐車場(20台)
一の鳥居駐車場(150台)
大鳥居南駐車場(50台)
大鳥居北駐車場(100台)
無料駐車場はトータル320台とめられます。
注意)ニの鳥居駐車場は、正月期間・毎月1日は駐車禁止です
大神神社 地図・営業時間・御朱印
大神(おおみわ)神社の地図
住所 奈良県桜井市大字三輪1422
営業時間
参拝可能時間 いつでも
社務所営業時間 9時~17時
電話番号 0744-42-6633
御朱印

こちらが大神神社の御朱印。
拝殿向かいの授与所で頂けます。
初穂料 300円
受付時間 8:30~16:30
大神神社を参拝するツアーがあります。
なんと「大神神社参拝ツアー」があります。
他の神社も参拝するものや、三輪山登拝できるものも!
≪バスツアー/テーマのある旅特集≫クラブツーリズムお勧めツアーこちら!
※右上のメニュー(横棒3本が縦に並んでいるマーク)をクリック!
表示されたページ一番下の検索BOXに「大神神社」と入力し、検索してみましょう。
宿泊・レンタカー情報
大神神社は大阪から日帰りできますが、奈良県内で宿泊もおすすめです。
奈良県には多くの観光地があります。
・世界遺産 法隆寺地域の仏教建造物
・世界遺産 古都奈良の文化財(東大寺・興福寺・平城京跡など)
・橿原神宮
・明日香村
などなど。
何泊か泊まって、ゆっくり見て回るのもいいですね。
宿・ホテルの予約
宿泊は奈良駅周辺・橿原市近鉄線沿線が便利。
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レンタカー
見どころが点在しているのでレンタカーもおすすめ。
効率よく回ることができますよ。
こちらも、奈良駅周辺・橿原市近鉄線沿線が便利。
まとめ
大神(おおみわ)神社のご利益・参拝時間(方法)・アクセス・御朱印情報をご紹介しました。」
うさぎや蛇・創建の歴史など、様々な神話エピソードがありましたね。
日本神話とのつながりの深さが、大神神社の由緒になっています。
奈良県に観光にお越しの際は、ぜひ大神神社も行ってみてくださいね!
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