【奈良】橿原(かしはら)神宮は何の神様?歴史・ご利益、参拝時間&方法まとめ。




 

奈良県橿原市にある橿原(かしはら)神宮は初代天皇を祀る神社。

春日大社に次ぐ参拝者の多さで、奈良県有数の神社の一つです。

今回の記事では、橿原神宮の御祭神、歴史、それに由来するご利益をまとめました。

また参拝方法・時間など、参拝の際にご活用頂ければと思います。

※2021年6月に参拝しました。情報・画像を追加・修正しています。

 

【奈良】橿原神宮(かしはらじんぐう)創建の歴史。

※橿原神宮の一の鳥居です。大きくて雄大。

橿原神宮は「かしはらじんぐう」と読みます。

創建されたのは明治時代です。

「日本建国の偉業をなされた神武天皇の神社を創りたい!」と、地元住民からの強い希望がきっかけで1890年(明治23年)に創建。

神武天皇が天皇に即位された、畝傍山(うねびやま)のふもとに建てられました。

橿原神宮は何の神様?神武天皇の物語。

橿原神宮に祀られている神様(御祭神)は二柱。

神武天皇(じんむてんのう)
媛蹈鞴五十鈴媛皇后(ひめたたらいすずひめこうごう)

二柱はご夫婦です。

神武天皇の物語を簡単に振り返る

神武天皇は初代天皇であり、日本を建国された方です。

画像引用:Wikipedia(神武天皇

天照大神(あまてらすおおみかみ)の子孫であり
高千穂に天孫降臨された瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)のひ孫です。

父は彦波瀲武鸕鶿草葺不合命(ひこなぎさたけうがやふきあえず の みこと)
母は玉依姫(たまよりびめ)

日向国に生まれ、高千穂で政治を行っていました。

 

45歳の時、天照大神(あまてらすおおみかみ)の目指す理想の国作りのため東征を始めます。

数々の苦難を乗り越え、6年後に国内を平定。

事代主命(ことしろぬしのみこと)の娘
媛蹈鞴五十鈴媛皇后(ひめたたらいすずひめこうごう)を正妃としてむかえました。

翌年、畝傍山(うねびやま)の東南のふもと、橿原宮で初代天皇に即位されます。
(建国記念日の2月11日は、神武天皇が天皇に即位された日)

その時に「八紘一宇・はっこういちう」の精神について述べられました。

「地球上に存在する人々が、一つの家族のように助け合う世界を作る」

という理念の基、平和で豊かな国づくりを実現されました。

即位されて76年後に崩御(亡くなる)、127歳でした。

 

神武天皇のお墓(御陵)が、徒歩15分の距離にあります。
橿原神宮の後に参拝してみてくださいね。

橿原(かしはら)神宮のご利益

開運・招福

神武天皇が東遷を経て日本を建国されましたが

その道中は険しく、度々窮地に陥ることになります。

困難に見舞われながらも大業を成し遂げられたのは、天照大神のお力添えと神武天皇の強運があったから。

そこから「開運・招福」のご利益があると言われています。

 

健康・延寿

また、神武天皇は127歳の大長寿でした。

「健康・延寿」のご利益があると言われています。

橿原神宮の参拝所要時間、参拝方法。

参拝所要時間

参拝するだけなら20分~30分。

橿原神宮の敷地は広いです。
長山稲荷神社、深田池周辺を回るのであれば、約1時間です。

参拝方法、参拝ルート。
まずは一の鳥居

橿原神宮前駅から徒歩で約10分です。

堂々とした一の鳥居、遠くからでも視界に入ってきます。

一の鳥居の高さは、9.77メートル。

鳥居をくぐる際には、一礼をしましょう。

 

玉砂利を踏みしめながら、広くて真っ直ぐな参道を進んでいきます。

両脇には橿(かし)の木が並んでいます。

 

神橋(しんきょう)と二の鳥居

こちらが神橋(しんきょう)

3つ橋があるのですが、真ん中にあるのは反橋(中央が上方にふくらんでいる橋)
両端の橋は平橋(まっ平らな橋)。

橋は、人間と神様の世界の境界線と言われています。
橋を渡ると、神聖さがました気がする・・・たぶん。

神橋の奥に見えるのが、二の鳥居です。

 

手水舎(てみずしゃ)

二の鳥居をさらに進むと手水舎があります。

手水舎で身体を清めます

清め方の順番
1.右手で水を汲み左手を清める
2.左手で水を汲み右手を清める
3.左手の水で口で注ぐ
4.左手→柄杓を清める

 

南神門

こちらが南神門です。
とても日本らしい建物と言えます。

門の特徴としては・・・

素木建(そぎだて)→木材のみで建てられた建築物。
八脚門(はっきゃくもん)→本柱四本の前後に控え柱が八本ある。

色も造りもとても重厚。そして大きい!
日本建築の美しさが余すことなく味わえる神門ですね。

 

そして門をくぐると・・・

とてつもなく広い境内です。

左奥にあるのが拝殿、その背後にそびえるは畝傍山(うねびやま)です。

 

外拝殿(げはいでん)

これまた大きな外拝殿(げはいでん)です。

右側には、その年の大絵馬が立てられます。

 

木の良さが存分に生かされた拝殿です。

等間隔に並ぶ木造の柱、木の色味が素晴らしい。

 

拝殿の中、天井が高いですね。

ここで手を合わせます

参拝方法
お賽銭→2礼→2拍手→1礼

内拝殿(ないはいでん)

外拝殿正面から見える、内拝殿(ないはいでん)

特別拝観(予約が必要)であれば参拝できます。

屋根から突き出ている千木(ちぎ)は幣殿(へいでん)のもの。
→幣殿は、祭典の諸儀が行われる。

残念ながら、幣殿や本殿はここから見ることができません。

本殿は明治天皇から下賜された(与えられた)もので、国の重要文化財です。

休憩所があります

拝殿の向かい側に休憩所があります。(トイレ付き)。

自動販売機あり。ドリンクを飲みながら休憩が可能。

橿原神宮のおみくじ&お守り

金鵄(きんし)みくじ

こちらが金鵄みくじ(500円)

神武天皇が戦に苦戦していた時に
どこからともなく飛来して天皇軍を勝利に導いた幸運の鳥、金鵄。

その金鵄にちなんだおみくじです。

これは橿原神宮でしか引けないおみくじですね!

八咫烏(やたがらす)おまもり

八咫烏健康御守り(500円)

八咫烏とは、神武天皇が東征のとき、
熊野から大和へ道案内した三本足の大カラス。

コミカルな八咫烏が魅力的。

御朱印・御朱印帳情報

南神門のすぐ左に、御朱印受付所(授与所)があります。

受付時間 9:00~16:00

こちらが橿原神宮の御朱印。300円。

皇紀(神武天皇が即位したとされる年を元年とする紀年法)が書かれているのがいいですね。

 

橿原神宮の御朱印帳は、至ってシンプル。

左上に神紋(家紋の神社版)がありますね。

「実付き抱き柏」は、実がついた柏の葉のこと。

一冊、1000円。

橿原神宮 地図・営業時間

橿原(かしはら)神宮の地図

住所 奈良県橿原市久米町934

営業時間

参拝可能時間 開門午前6時~閉門午後6時
※時期により変動あり
社務所営業時間 9時~16時

電話番号 0744-22-3271

橿原神宮へのアクセス方法

橿原神宮を参拝するツアーがあります。

なんと「橿原神宮参拝ツアー」があります。

法隆寺・東大寺とセットで巡るツアーもありますよ。

話題の世界遺産や大古の歴史を楽しむ旅!クラブツーリズムの近畿旅行
※右上のメニュー(横棒3本が縦に並んでいるマーク)をクリック。
表示された検索BOXに「橿原神宮」と入力し検索する方法もあります。

 

橿原神宮周辺のおすすめホテル

橿原市にある人気宿「カンデオホテルズ奈良橿原」

大和八木駅から徒歩3分、JR畝傍駅から徒歩6分の便利な立地。

最上階にある展望露天風呂(スカイスパ)と和モダンの上品な雰囲気が魅力です

CANDEO HOTELS(カンデオホテルズ)奈良橿原(楽天)

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橿原神宮から電車で約30分、日本最古の大神神社。