東大寺の見どころを3つに絞って 分かりやすく解説!魅力が簡単に分かる観光ガイド。




この記事では東大寺の見どころを3点に絞って解説します。

東大寺は奈良にある世界遺産です。

何が見どころか、何が魅力か観光前にチェックしてくださいね。

東大寺の見どころを簡単にまとめる

東大寺にある奈良の大仏は聖武天皇によって建てられました。
完成したのは奈良時代、752年です。

長い歴史のある東大寺、見どころは集約すると3点です。

見どころ① 南大門
見どころ② 大仏殿と大仏
見どころ③
上院のお堂

それぞれ解説します。

見どころ① 南大門

とっても大きい南大門

東大寺を一言で表す「大きい」ですが、東大寺最初の「大きい見どころ」は南大門です。

高さ25.4m。7階~8階建てのビル相当の高さです。
見る度にその大きさにびっくりします。

門の中に運慶・快慶らが作った木造の金剛力士立像があり、それも見どころ。
作りは繊細なのに、迫力のある金剛力士像が楽しめます。

現在の南大門は2代目、鎌倉時代(1199年)に再建されたもの、国宝です。

大迫力の南大門をお楽しみください。

見どころ② 大仏殿と大仏

大きい大仏殿、人が小さく見える。

東大寺を一言で表すと「大きい」ですが、東大寺2つ目の「大きい見どころ」は大仏殿です。

幅57.5m、高さ49.1m、奥行き50.5m。
直接見て大きさを体感して頂きたい!本当に大きい!

現存する大仏殿は、江戸時代(1709年)に再建されたものです。最初の大仏殿より小さくなっており、現在は幅が3分の2になっているそう。国宝です。

大迫力の大仏殿をお楽しみください。

とにかく大きい東大寺ですが、3つ目の「大きい見どころ」は大仏様です。

その高さは15m、ビル5階建て相当の高さです。
重さは250トン。まさに大仏です。

大仏の脇侍(わきじ)も、四天王像も、大仏殿の中は全てが大迫力です。
※脇侍…本尊の左右にいる仏像

高さ15mだよん

「奈良の大仏」との呼び名で有名ですが、正確には毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)です。

毘盧遮那(びるしゃな)とは「太陽」という意味。
宇宙の中心から知恵と慈悲を、太陽の光が差し込むように世界へ行き渡らせます。

つまり毘盧遮那仏とは、救いに漏れた全ての人々を救う最強の仏様なのです

なぜ大きな仏像が作られた?

聖武天皇が治めていた頃、内乱や大地震がおこり、天然痘が流行り、人々が苦しんでいました。

そのような状況をなんとかしたいと造られたのが大仏様。

より強い仏の力を求め、大きな仏像が作られたと言われています

確かに最強の仏様を大きく作れば、多くの人が救われそうですよね。

人々の苦しみや天皇の願いの強さが大仏の大きさに表れている気がします。

なぜ15m?

仏像の基本サイズに、特別な意味をもつ数字の「十」をかけると15mになります。

華厳経では「十」とは「宇宙に拡大できる」との意味を持つ特別な数字です。
(東大寺は華厳宗)

10倍にすることで、仏の力を宇宙的規模の大きさにしたかったのではないか?と想像します。

大仏様は大きさもビッグですが、そのお力も宇宙サイズ。

身も心もビッグな奈良の大仏をお楽しみください。

見どころ③ 上院のお堂

大仏殿の東側に「上院」というエリアがあります。

聖武天皇は仏教で国を良くするため、国が管理するお寺(国分寺・国分尼寺)を建てます。

お寺の総本山として「東大寺」を建てることになったのですが、新たにつくらず、もともと建っていた寺院(金鐘寺)を東大寺としました。

その後大仏殿や大仏様が造られたのです。

もともとの寺院があるエリアは「上院」と呼ばれ、こちらも見どころです

ただこれまでと違い「大きい見どころ」ではありません。

こちらは法華堂(三月堂)

こちらは法華堂(ほっけどう)、奈良時代に建てられた東大寺最古の建築物です。

見どころは、1,300年前の建物と仏像。
中には奈良時代に造られた仏像の数々、国宝だらけです。

東大寺でも歴史のある見どころです。

こちらは二月堂

こちらは二月堂。
傾斜のある土地に建てられた、舞台のような作りになっています。

高台のような二月堂から、奈良の街を見渡すことができます。日が沈む頃はきれいな眺めと評判。夜景を見ることもできます。

また1,200年以上前から始まった修二会(しゅにえ)の法要でも有名です。

上院には舞台づくりの立派なお堂や、奈良時代の国宝彫刻など見どころ満載です!

上院もあわせてお楽しみください。

東大寺の見どころまとめ

東大寺の見どころを3点にまとめて解説しました。

見どころ① 南大門
見どころ② 大仏殿と大仏

ここでは東大寺の大きさを体感していただけます。

見どころ③ 上院のお堂

ここでは奈良時代の仏像と素晴らしい景色を堪能していただけます。

東大寺観光を楽しんでくださいね!

ツアー情報

奈良の見どころをバス、タクシーで巡るツアーもおすすめです。

・現地出発のツアーなら「ベルトラ」
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※右上のメニュー(横棒3本が縦に並んでいるマーク)をクリック。
表示されたページの検索BOXに「東大寺」と入力し検索する方法もあります。

東大寺 施設情報

拝観料・営業時間

東大寺の営業時間

4月~10月

大仏殿
7:30~17:30
法華堂(三月堂)・千手堂
8:30~16:00
東大寺ミュージアム
9:30~17:30
(最終入館17:00)

11月~3月

大仏殿
8:00~17:00
法華堂(三月堂)・千手堂
8:30~16:00
東大寺ミュージアム
9:30~17:00
(最終入館16:30)

※年中無休です。

東大寺拝観料

拝観料が必要な施設
大仏殿・法華堂(三月堂)・千手堂・東大寺ミュージアム

※各施設それぞれに拝観料がかかります。

拝観料
大人  600円
高校生 600円
中学生 600円
小学生 300円

セット券(大仏殿・東大寺ミュージアム)
大人  1000円
小学生 400円

団体割引など、各種割引があります。
→詳細はこちら(東大寺ホームページ)

御朱印・お問い合わせ

御朱印

他にも20を超える御朱印が各施設で頂けます。
料金(納経料) 300円

お問い合わせ

東大寺事務所
0742-22-5511

住所:奈良県奈良市雑司町406-1

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