【奈良ひとり旅】東大寺・春日大社を観光。奈良市内の仏像やお寺を巡る、歴史を楽しむ。




世界遺産の街、奈良市を観光しました。

奈良の大仏で有名な「東大寺」
鹿で有名な「春日大社」

他にも興福寺・新薬師寺など、世界遺産を回れるだけ回りましたよ~。

気ままに一人で旅行している様子や感想をつらつらと書いています。

所要時間や観光ルートもまとめたので、よければ参考にしてくださいね。

奈良市内の観光ルートを地図で紹介

観光ルート

奈良駅→①東大寺→②春日大社→③新薬師寺→④興福寺→⑤元興寺→奈良駅へ帰る

奈良駅から東大寺の移動以外はすべて徒歩でした。

終わってみると歩き疲れたので、ポイントを絞るなり、バスをもっと利用しても良かったかな。

とりあえず奈良市内の見どころはしっかり観光できたので、その様子をご紹介します。

スタートはJR奈良駅です

ホテルをJR奈良駅近くにとりました。

奈良駅バス停2番乗り場は、東大寺や春日大社行きです。

10分も待たないうちにバスが来ました。

7時40分、バスに乗車。

移動時間は20分くらいだったと思うのですが、バス停「東大寺大仏殿前・春日大社前」をうっかり通り過ぎてしまい、1つか2つ先のバス停で降りて歩いて戻る、という無駄な事をしてしまいました。

ちくしょー!!!

①東大寺を観光する(世界遺産)

現在の時刻は8時9分です。

なんとか東大寺に到着しました(^_^;)ムダニツカレタ…

まずお目見えしたのは東大寺南大門(国宝)

※ドド~ン!!!と言う効果音が似合います。

とにかく大きくて、大きい!

門の中にいる金剛力士像の迫力もスゴイです。

睨みをきかせた怖い顔をされているのですが、それとは対象的に表情や衣の動きが繊細に作られています。

運慶が作った筋肉隆々な金剛力士像は必見ですね。

奈良の大仏様を参拝する

さて、東大寺といえば「奈良の大仏」

まずは大仏様のいる大仏殿に向かいます。

東大寺ミュージアムと大仏殿のセットで、拝観料は1,000円です。
※大仏殿だけなら大人一人600円

とにかく大きな大仏殿

皆さんコチラの大仏殿を見てください。人っ子一人いません。

日本を代表する世界遺産、そして有名観光地を独り占め状態です!
※おそらくコロナの影響だと思います。

なんという贅沢な空間なんでしょうか。

大仏殿の大きさは、高さは48m、幅約57m、奥行き約50m

ビルで言うと大体15階建ぐらい、とにかく大きいです。

※大仏様は撮影することが可能。今回の旅行で初めて仏像をレンズでとらえる。

大仏様に拝観するのはおそらく4年ぶり。

年齢を重ねる度に神仏に興味がわき、今では癒やしを感じる存在となってしまった。
(若い頃は大仏をみても「ものすごいパンチパーマ!」としか思ってなかった)

まさか1対1で大仏様と向き合えるなんて。

その状況を贅沢と心から感じられる日が来るなんて。

他にも広目天などの大きな仏像がいらっしゃいます。

見ごたえ抜群!ちなみに「柱の穴くぐり」は中止になっていました。

戒壇院千手堂にお参りする

さて東大寺と言えば戒壇院(かいだんいん)が有名。

昔は「おれ今日から僧侶になります!」という自称お坊さんが多く、無法地帯になっていたそう。

そこで鑑真和上が日本に来日し受戒(じゅかい)という制度を整えました。

僧侶の免許のようなもので、授戒の儀式をへて正式な僧侶となります。

東大寺には受戒を行う、日本初の正式な受戒場があります

こちらが戒壇堂の入口。扉が開いてない。

「なんで開いてないの?営業時間が短いの?」

入口周辺をウロウロしたあと気が付きました。

令和2年7月から修理中のようです。
※修理、工事期間は3年間

ショック過ぎる~!!!(T_T)(T_T)

代わりに通常非公開の「戒壇院千手堂」が公開されているらしい。

ということで行ってみることに、拝観料は600円です。

中はもちろん撮影禁止ですが、広すぎない畳の間の中央にひっそりと立つ千手観音像。

なんだか濃ゆい空間でした。

通常非公開のお堂に入れたのは、まぁラッキーだったということで。

さて、戒壇院千手堂を出てしばらく歩きます。

目指すは「二月堂」です。20分の徒歩移動で到着しました。

二月堂・法華堂(三月堂)にお参りする

とっても大きい二月堂(国宝)です。

東大寺でもっとも有名な法要「修二会(しゅにえ)」が行われている場所だそうで。

ご本尊の十一面観音像は誰も見ることができない絶対秘仏です。

さすが東大寺!奥深し。

修二会(しゅにえ)とは?
われわれが日常に犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で、懺悔(さんげ)することを意味する。
引用:東大寺ホームページ

修二会では懺悔の修行を約2週間行い、その間夜に見られるお松明(おたいまつ)が有名です。

二月堂の素晴らしいところは、景色を楽しめるところです。

奈良盆地を一望できますよ。

晴れ渡る空と、眼前に広がる爽やかな緑の景色も素晴らしいですが

「一番美しいのは夕暮れの時間帯」とガイドブックに書いてありました。

法華堂(三月堂)

こちらは二月堂の近くにある「法華堂」です。
三月堂とも呼ばれる東大寺最古の建物。

そして中には、有り難そうな仏像が10躰安置されていました。

すべての仏像が奈良時代に作られたもの
そしてすべての仏像が国宝

もちろん撮影禁止ですが、東大寺でしか味わえない濃ゆい空間がたまりませんでした。

東大寺

住所 奈良県奈良市雑司町406-1
拝観時間 
4~10月 7:30~17:30
11月~3月 8:00~17:00
※施設によって拝観時間が異なります。
定休日 なし

関連記事

②春日大社を観光する(世界遺産)

法華堂を出発してから徒歩15分で、この橋に到着しました。

現在時刻は10時55分です。

木漏れ日と赤い社殿が眩しい水谷神社に到着。

春日大社の御本殿には、さらに10分歩いた先にあります。

こちらが大きい南門。

ここに来ると春日大社に来た感じがしますね。

御本殿近くにある砂ずりの藤」は名木らしい。

御覧ください、この美しい藤の花を。

どこから見ても、どの角度からも絵になる美しい藤の花✿

カメラマンがいろんな角度から撮影していましたよ。

「砂ずりの藤」の説明
鎌倉時代に献木されたもので、地面の砂にすれるほど花房が伸びることから「砂ずりの藤」と呼ばれる。
パンフレット「砂ずりの藤」の説明をかんたんにまとめたものです。

毎年4月下旬から5月にかけて咲く藤の花は美しい。

そういえば春日大社の神紋は「下がり藤」でしたね。

初夏に参拝したのはいいタイミングでした。

本殿に直接お参りはできず、画像の中門からお参りします。

御本殿の近くで参拝するには、特別参拝入口から参拝料(500円)を払う必要があります。

中門からのお参りからとなりますが、正直本殿は見えません(^_^;)

祀られている神様は4柱。

武甕槌命(たけみかづちのみこと)
経津主命(ふつぬしのみこと)
天兒屋根命(あめのこやねのみこと)
比売神(ひめがみ)

平安京の災いを鎮め、平安を守るために建てられたそうです。

特別参拝すると献上された燈籠・山藤の名所・大杉・藤浪之屋(暗闇に燈籠に火が灯る鏡の間)などの見どころも楽しめました。

藤の花もきれいだったし、藤浪之屋は幻想的でした~✿

せっかく行くなら特別参拝もオススメです。

春日大社

住所  奈良県奈良市春日野町160
開門時間
3月~10月 6:30~17:30
11月~2月 7:00~17:00
定休日 なし

しっかり春日大社を参拝した後は「新薬師寺」に向かいます。

現在は12時となりました。

③新薬師寺を観光する

春日大社から新薬師寺への道は、木陰のある山道で快適。

しかも下り坂なので体力を消耗することなく進みます。

ずっとこんな道ならいいのにね~

途中にトイレ休憩をはさみつつ、徒歩15分で到着しました。

こちらが「新薬師寺」です。拝観料は600円。

新薬師寺の規模は大きくありませんが、本堂内にある仏像は見ごたえあり。

ご本尊の薬師如来坐像の周りを十二神将が円形で囲う配置です。
※薬師如来坐像も十二神将も国宝です。

※お寺らしい美しい景観がひろがっております。

先の建物がおそらく「香薬師堂」

ビデオが放映されていました。

今はすっかり色落ちした十二神将を、もとの色に戻したらどうなる?という特集をやっていて、休憩がてら見ていました。

ビデオ?DVD?が面白くて最後まで見てしまった。

新薬師寺

住所  奈良県奈良市高畑町1352
開門時間  9:00~17:00
定休日 なし

現在13時となりました。

そろそろ何か食べたいので、興福寺に行く道中で食事をするお店がないか探してみました。

柳茶屋でわらび餅を頂く

見つけたのが「柳茶屋」です。

とりあえずなんか食べさせてくれ~!お腹すいた~!!

と思い立ち寄りましたが・・・

メニューを見ると、ランチとは思えぬ料金ばかり

安くて3,600円、高いと10,000円を超える懐石料理店。

あまり裕福ではない私にはあまりにも辛い出費(-_-;)

しかし今さら店をでるのか?それはできないし・・・

でも高いし~(T_T)

としばらく葛藤の末注文したのが・・・

こちらのわらび餅&お抹茶でした。(800円ぐらいだったと思う)

とっても美味しそうでしょ?

口溶けトゥルトゥルのぷるんぷるんのわらび餅、そして品の感じられるきな粉(上品な甘さ)、やや苦味の効いた爽やかな味のお抹茶。

オホホとかいいながらゆっくり味わう雰囲気のお店ですが、空腹のためペロッと頂きました。

美味しい!美味しいけど、正直物足りない。

興福寺へ向かうことに。

柳茶屋から興福寺はかなり近い、というより興福寺の敷地内に柳茶屋があります。

柳茶屋

住所 奈良県奈良市登大路町
営業時間 11:00~17:00
定休日 月曜日(祝日の場合営業)

④興福寺を観光する(世界遺産)

さーやって参りました!

我らの阿修羅像(あしゅらぞう)が展示されている、興福寺国宝館です。

その名の通り国宝や重要文化財が多く展示されています。

現在時刻は13時50分です。

国宝館と東金堂の拝観料はセットで900円でした。
※国宝館のみの拝観料は700円

国宝館は展示の仕方がドラマチックで、ライトアップされた仏像は今にも動き出しそうな臨場感がありました。

やっぱり日本の美術は素晴らしいですね!

こちらが国宝の東金堂です。奥は五重塔

この構図がとても良いですね。日本建築美最高。

東金堂の中には素晴らしい仏像の数々がありました。

五重塔の迫力も見逃せない!

他にも北円堂や三重塔など興福寺は敷地が広く、見どころ満載でした。

興福寺

住所 奈良県奈良市登大路町48
拝観時間 9:00~17:00
定休日 なし

関連記事

1時間20分興福寺を堪能し、「元興寺」へ向かいます。

⑤元興寺を観光する(世界遺産)

本日最後の観光地、元興寺(がんごうじ)へお参りです。

現在時刻は15時32分。

素晴らしい天候に恵まれ、やや暑さにやられ気味ですが

元興寺観光、張り切っていきましょー!!

拝観料は500円です。

明日香村にあった飛鳥寺が、平城京遷都とともに移転されてきたお寺です。

今はこじんまりとしていますが、かつては東大寺や興福寺に負けない大寺院だったそうですよ。

※国宝の極楽坊本堂です。

元興寺で面白かったのは、ご本尊が「智光曼荼羅(ちこうまんだら)なのです。

曼荼羅は何が描かれているのかよく分からないのですが、謎だけど神秘を感じる不思議なものです。

曼荼羅を正面に畳の間に座ると、まー落ち着くこと、落ち着くこと。

ここで茶菓子でも頂きたくなるくらい居心地が良いです。

元興寺の見どころは、日本最古の瓦。

奥の建物の手前側、手前の建物の奥側の瓦がややカラフルですよね?

飛鳥時代、奈良時代に作られた瓦です。

色がはっきりしていてきれいに見えますね。

元興寺

住所 奈良県奈良市中院町11
拝観時間 9:00~17:00
定休日 なし

しっかり元興寺を楽しんだところで、本日の観光は終了しました。

16時10分に元興寺を出発、JR奈良駅近くにあるホテルに向かいました。

今回利用したホテル

安心安定の「コンフォートホテル奈良」

JR奈良駅から徒歩5分。
朝食無料、フリードリンクあり、きれいなビジネスホテルです。

非常に快適でした。

コンフォートホテル奈良(楽天)

コンフォートホテル奈良(じゃらん)

中谷堂のおもち

帰り道、高速餅つきで有名な「中谷堂」を発見しました。

よもぎ餅を一つ購入してホテルで頂きました。

疲れた身体に染みる甘くて美味しいお餅でした。

本日の御朱印コレクション

本日の御朱印コレクションをご紹介します。

「御朱印はいらないな」と思い、御朱印帳を用意していませんでしたが

実際に行くとついつい頂きたくなるの巻。

中央の本は東大寺パンフレット。

こちらは東大寺の御朱印です。

左から大仏殿、戒壇院千手堂・法華堂(三月堂)です。

力強い御朱印ばかりで、頼もしい。

左から春日大社・新薬師寺・元興寺です。

お寺や神社の雰囲気が御朱印にあらわれている気がします。

御朱印帳を持ってきてないのが残念なぐらい、御朱印を頂いてしまいました。

とてつもなく良い記念となりました。

観光ルート&所要時間まとめ

本日のスケジュールまとめ
7:40 奈良駅発
8:10 ①東大寺着
10:55  ②春日大社着
12:17  ③新薬師寺着
13:26 柳茶屋着
13:50 ④興福寺着
15:32 ⑤元興寺着
16:45 奈良駅到着

5ヶ所のお寺を巡り、所要時間が9時間です(^_^;)

時々休憩を入れましたが、徒歩での観光と移動はかなりハードでしたね。

歩くのが好き、体力がある方にはオススメなコースですが、私はもういいかな。

私は観光がゆっくりな方なのでサクッと観光したり、移動方法をバスにすれば、もっとライトに楽しめそうですね。

とりあえずどのお寺・神社も楽しかったです。

奈良ひとり旅シリーズ