住吉大社は、初詣数200万人を超える大阪を代表する神社です。
住吉神社の総本山であり、一宮(いちのみや)!創建の歴史も古いです。
反橋や本殿、五大力やおもかる石など、観光スポットもたくさん。
住吉大社のご利益・御祭神・総研の歴史と合わせてご紹介します。
住吉大社 創建の歴史・御祭神・ご利益とは?
住吉大社・創建の歴史と御祭神
創建されたのは今から1800年前。
神功皇后(じんぐうこうごう)が新羅遠征を行いました。
(※神功皇后とは仲哀(ちゅうあい)天皇のお妃)
住吉大神(すみよしおおかみ)の守護により活躍、無事に帰国されました。
その時に
「玉のように美しく、細く突き出た場所に鎮(しず)まりたい」と
住吉大神(すみよしおおかみ)からお告げがありました。
お告げを受けた神功皇后は、住吉に住吉大神をお祀りしました。
それが、住吉大社の始まりと言われています。
住吉大神(すみよしのおおかみ)とは
底筒男命(そこつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
表筒男命(うわつつのおのみこと)
の、3柱のこと。
伊弉諾尊(いざなみのみこと)が、海中で黄泉の穢(けがれ)を祓われた時に現れた3神です。
その後、神功皇后が
「われ住吉の大神とともに相住まむ」
とおっしゃったことから、神功皇后もまつられました。
つまり御祭神は4柱です。
住吉大神(すみよしのおおかみ)
・底筒男命(そこつつのおのみこと)
・中筒男命(なかつつのおのみこと)
・表筒男命(うわつつのおのみこと)
息長足姫命、つまり神功皇后
住吉大社では、御祭神の数だけ御本殿があります。
住吉大社のご利益
住吉大神が、海を渡って遠征した神功皇后を守護された
→「航海安全」
住吉大神は、伊弉諾尊(いざなみのみこと)が黄泉の穢(けがれ)を祓った時に生まれた神様
→「厄払い」
他にも「農耕・産業」「天下泰平」「武勇」など
神功皇后にちなんだご利益があると言われています。
また、住吉の地が風光明媚なため多くの和歌が読まれた事から
→「歌道上達」
にも良いと言われています。
住吉大社を参拝。観光スポットをチェック!
観光スポット①反橋(太鼓橋)
住吉大社駅から住吉大社に向けて歩いていくと、西の大鳥居(一の鳥居)が見えてきます。
その先を進むと・・・
赤が美しい「反橋(そりばし)」。
この橋を渡ると、穢れが祓えると言われています。
渡るとちょっと怖いのですが、絵になりますね。
水に映った様子から、太鼓橋とも言われてます。
池に映る反橋もいいですね。
夜にライトアップされた反橋は、それはそれは美しいそう。
観光スポット②住吉鳥居
更に進むと、もう一つの見どころの鳥居が見られます。
こちらが「住吉鳥居」と言われる、住吉大社ならではの鳥居。
鳥居が石作りの上に、柱の形がなんと四角!
四角いことから「角鳥居」とも言われているそう。
なかなか珍しい鳥居ですね。
観光スポット③うさぎとそのおみくじ
神功皇后が、住吉に住吉大神(すみよしおおかみ)を祀った日が
辛卯の年(211年)卯月の上の卯日。
(十二支のうさぎは「卯」と書かれる)
ということで、住吉大社ではうさぎが神使(神の使い)となりました。
手水舎がなんとうさぎ!
初めてみましたよ(*_*)
とっても可愛い、うさぎみくじ!
おみくじには和歌でメッセージが書いてあるそうな。
うわさでは、住吉大社のおみくじは大凶が多いらしい。
画像引用:神使の館
翡翠石の撫でうさぎ。
「無病息災」を祈りながらなでます。
いろんなところにウサギが居るので、油断大敵。
観光スポット④国宝「住吉造」の本殿を詳しく解説!
こちらの風情ある建物が「本宮」です。
画像は正面からみた図ですが、前の黒い屋根の部分が拝殿。
後ろの朱色の部分が本殿となります。
最大の見どころは、国宝に指定されている本殿です!!!!
画像引用:日本の旅
朱色が眩しい!
こちらの本殿は「住吉造(すみよしづくり)」です。
伊勢神宮の「神明造」出雲大社の「大社造」と並んで、日本最古の建築様式!!
特徴を説明すると・・・
①切妻造(きりつまつくり)
→真っ直ぐ下にのびた屋根。反っていない。②妻入り(つまいり)
画像引用:コトバンク住吉大社の本殿は①のパターン!
大社系の神社に見られる特徴。③千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)が置いてある。
角みたいなのが千木(ちぎ)。
上にとんがってるのを「外削ぎ」と言う。
(※第4本宮だけは内削ぎ→女神の神功皇后が祀られているから)鰹木(かつおぎ)は四角で、5本置かれている。
④前が外陣(げじん)後ろが内陣(ないじん)
前の拝殿が、外陣(げじん)
→宮殿の外側で、礼拝する所後ろの本殿(朱色の部分)が内陣(うちじん)
→宮殿の内部。御神体を安置しているところ。⑤周囲に廻廊(長くて折れ曲がった廊下)がない。
などの特徴をもった建築を「住吉造(すみよしづくり)」と言われています。
実際に建物を見ながら特徴を確認すると面白いですよ。
住吉大社の特徴。神様の数だけ本殿がある!
住吉大社には、本殿(本宮)が4つあります。
住吉大社の特徴として、祀られてる神様の数だけ本殿(本宮)がある事。
底筒男命(そこつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
表筒男命(うわつつのおのみこと)
神功皇后(じんぐうこうごう)
4柱が祀られている→本殿は4つ!!
ほとんどの神社は、一つの本殿に複数の神様が祀られてるので
本殿が4つもあるのは珍しい。さらに配置も独特です。
観光スポット⑤楠珺社(なんくんしゃ)で商売繁盛
樹齢約1000年の楠(くすのき)をご神木として
お稲荷さんを祀った楠珺社(なんくんしゃ)
ちゃんとお社がありますが、あまりにもご神木がすごくて
ご神木ばかり撮ってしまいました・・・(^_^;)
商売繁盛にかなりのご利益があると言われています。
観光スポット⑥住吉造の電話ボックス
住吉造の特徴を兼ね備えた、電話ボックスです。
なかなか面白いことをされますね。
観光スポット⑦地味な重要文化財「石舞台」
日本三大石舞台の一つ。ここで舞楽が演奏されます。
(ほか2つは、厳島神社・四天王寺)
1607年に豊臣秀頼が奉納、重要文化財となっています。
住吉大社でお守りの作り方。五大力で心願成就。
住吉大社では五大力(ごだいりき)というお守りが作れます。
そのご利益は「心願成就」です。
まずは、お守り用の袋を購入します。
ピンクとブルーが選べます。300円です。
4つの本殿の奥にある「五所御前」、こちらの建物に行きましょう。
画像奥に石の策が見えますよね?
策の中には小石がいっぱい!!
この小石の中から「五」「大」「力」と記入されたものを見つけます。
頑張って見つけたもの。
この3つの石を、先程買った五大力守袋に入れます。
五大力とは「体力・知力・財力・福力・寿力」のこと。
カバンに入れるか、部屋に置いて御守りにすることで
心願成就、願い事が叶う!と言われています。
願いが叶ったら、返納しまししょう。返し方は?
願いが叶ったらお礼参りをしましょう。
そして、お礼は「倍返し」をするんだそうな。
御守りとして持っていた3つの石だけでなく
同じような大きさの石に「五」「大」「力」と書いて、2倍にして返却。
こうやって幸せが連鎖していくのですね~。
願いが叶うか?おもかる石でチェック!
自分の願いが叶うのか、確認できる方法があります。
その名も「おもかる石」と申します。
「おもかる石」へ行こうと思ったら、一旦鳥居の外に出る必要があります。
重要文化財の「石舞台」を通り過ぎ、東大鳥居をくぐって
看板に従って歩くこと約7分。
こんなところに辿り着きます。
道の奥に「おもかる石」があります。
ここでーす。3つ石が並んでますね~。
おもかる石の占い方として・・・
①二拝二拍手一拝
②霊石を持ち上げて重さを覚える
③霊石に手を当て祈る
④再び、霊石を持ち上げる軽いと感じた→かなう
重いと感じた→好転へ努力⑤二拝二拍手一拝
と、説明書きがありました。
実際にやってみたら、軽い気がした。
ということでごきげんに住吉大社を後にしました。
場所が少し遠いですが、皆さんも是非やってみてくださいね!
住吉大社の御朱印・もらえる時間は?
住吉大社では、もちろん御朱印がもらえます。
王道な感じの御朱印です。
御朱印受付時間 9:00~17:00
住吉大社の最寄り駅・駐車場・営業時間・地図
住吉大社 ホームページ
住所 大阪市住吉区住吉2丁目9-89
最寄り駅
南海本線「住吉大社駅」
南海高野線「住吉東駅」
JR阪堺線 「住吉鳥居前駅」
無料駐車場あり(400台)
北駐車場と南駐車場がある。
営業(開門)時間
6:00~17:00(4月~9月)
6:30~17:00(10月~3月)
楠珺社・種貸社・五大力は16時に閉まる。
まとめ
住吉大社の観光スポット、創建の歴史、ご利益、御祭神についてまとめました。
由緒ある神社ですね。昔から大阪で親しまれていた理由が分かります。
うさぎみくじ、おもかる石、五大力で心願成就など、いろいろな楽しみ方ができます。
住吉大社、おすすめです。
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