島根半島の西にある日御碕(ひのみさき)神社。
霊験あらたかな神社として、昔から格別の扱いを受けています。
今回の記事では、日御碕神社について
・創建の歴史・御祭神
・ご利益・ご神徳
・参拝ルート・所要時間
・アクセス方法
・御朱印情報など
をまとめました。ご覧ください。
島根・日御碕(ひのみさき)神社、創建の歴史。
日御碕神社創建の歴史は、日本神話に拠ります。
日御碕神社創建エピソード
●素戔嗚命(スサノオノミコト)編
破天荒な神様で有名な素戔嗚尊(すさのおのみこと)が
出雲の国造りを終えた頃、最後の地を求め「柏(かしわ)の葉占い」をする。
「我が魂はこの柏葉の止る所に住もう」と柏の葉を投げると
風に舞った柏の葉は、「隠ヶ丘(かくれがおか)」にとどまる。
素戔嗚命が亡くなった後、素戔嗚命は隠ヶ丘に祀られました。
●天照大御神(あまてらすおおみかみ)編
天照大御神(あまてらすおおみかみ)の御神託により
経島(ふみしま)に天照大御神が祀られました。
その後
「伊勢神宮が日本の昼を守る、そして日御碕神社は日本の夜を守れ」
という、村上天皇の命令により、2社が現在の位置に建てられました。
地図にするとこんな感じ。
隠ヶ丘に祀られていた素戔嗚命(すさのおのみこと)
経島に祀られていた天照大御神(あまてらすおおみかみ)
2社は現在の位置に遷され「日御碕神社」となりました。
御祭神
創建の由来から
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
の2柱が御祭神です。
有名で尊い神様でいらっしゃいます。
二柱はご兄弟で、天照大御神が長女、素戔嗚命は末っ子です。
日御碕神社のご利益は?
厄除け
縁結び
夫婦円満
家運繁栄
交通安全
海上安全
殖産興業
安産
特に厄除けが有名です。
お力のある神様が御祭神なので、なんでも効果がありそう。
日御碕神社の参拝ルート・所要時間
日御碕神社の正式な参拝方法はありませんが
おすすめの参拝ルート・見どころをご紹介します。
日御碕神社の参拝所要時間は?
約20分です。
ゆっくり参拝したら、30~40分。
参拝ルートは鳥居からスタート
バス停近くにある日御碕神社の鳥居です。
よくお墓に使われている、御影石(みかげいし)でつくられています。
朱が美しい楼門(ろうもん)
現在の社殿は、徳川家光の命により建てられました。
朱色が印象的な楼門。
※楼門(ろうもん)…やぐらのある門。二階造りの門。
美しい造りに目が奪われますね。
楼門の手前に手水舎があるので、ここで清めます。
門客人社(かどまろうどしゃ)
楼門をくぐると、最初に見えてくるのが門客人社(かどまろうどしゃ)
通路の左右に
奇磐窓神(くしいわまどのかみ)
豊岩窓神(とよいわまどのかみ)
が祀られています。
日沈宮(ひしずみのみや)拝殿
赤い社殿が美しい日沈宮(ひしずみのみや)拝殿。
黒い屋根とのコントラストがいいですね~。
こちらから御祭神、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を拝みます。
拝殿の特徴は、
出典:wikipedia(入母屋造)
屋根の形状が入母屋造(いりもやつくり)
檜皮葺(ひわだぶき)
→ヒノキの樹皮を利用して作った屋根。
唐破風造(からはふつくり)
→むくり屋根の先が曲線
日沈宮(ひしずみのみや)本殿
こちらが拝殿の後ろにある日沈宮の本殿。
拝殿と本殿は回廊でつながっています(権現造り)
黒く反った屋根、朱色の社殿に、カラフルな模様。
バランスの良い美しさ。
「妻飾り」部分のアップ。
真ん中の太陽・・・天照大御神
右側の月・・・つくよみ
左側の星・・・素戔嗚命
を表していると言われています。
日御碕神社の見どころの一つです。
禊所(みそぎじょ)
日沈宮(ひしずみのみや)拝殿と回廊でつながっている禊所。
罪や穢れを落とす場所。
ここから神の宮に行きますが・・・
なんと階段の上にある、立体的な作りになっています。
これが日御碕神社の面白いところですね。
ちなみに画像左側に写っている石灯籠は国の重要文化財。
(全部で5基あります)
神の宮(かむのみや)拝殿・本殿
こちらが素戔嗚命(すさのおのみこと)が祀られている神の宮(かむのみや)
後ろに本殿があります。
ここから神社全体を見下ろすのも乙。
御紋石舎(ごもんせきしゃ)
神の宮本殿横にある御紋石舎(ごもんせきしゃ)
隠ヶ丘付近の神域から「柏の葉」を印した化石が出土。
その化石は御紋石と呼ばれています。
御紋石が収蔵されている場所です。
廻廊(かいろう)
下から見ても、上から見ても絵になる廻廊(かいろう)。
鳥居、楼門、日沈宮・神の宮などの合わせて国の重要文化財。
やっぱり日御碕神社は夕日時が一番!
日本の夜を守る日御碕神社。
やはり夕日の景色が美しいと評判です。
画像は夕方16時頃。差し込む西日と本殿が美しいですね。
日御碕神社の最寄り駅・アクセス・駐車場情報
アクセス方法(バス)と最寄り駅
アクセス方法は、車・バス・タクシーです。
タクシーは出雲大社から乗車可能です。
ちなみに出雲大社からは、車で20分の距離です。
バスの場合
出雲市駅・出雲大社からバスが出ています。
日御碕神社最寄りのバス停は「日御碕(ひのみさき)」
出雲市駅⇔日御碕
・料金500円
・移動時間 10分
出雲大社⇔日御碕
・料金860円
・移動時間 25分
時刻表はこちら
一日の便数は9本程度。
事前に確認したほうがいいですね。
こちらがバス停画像。
冬は風が吹いて冷え込みますが、バス停横のお店で甘酒が購入できますよ。
甘酒を飲みつつバスを待つ。
乙ですね。
駐車場情報
日御碕神社横に無料駐車場あり。
駐車可能台数20台。
おすすめのアクセス方法
おすすめのアクセス方法は自動車です。
石見銀山、出雲大社、八重垣神社など島根県の見どころは点在していて
効率よく回るなら、自動車が便利。
松江駅周辺・出雲市駅周辺・出雲空港でレンタカー利用できますよ。
もしくは、相乗りタクシーがおすすめ。
日御碕神社 地図・営業時間・御朱印
日御碕神社の地図
営業時間
参拝可能時間 8時半~17時
社務所(御守所)営業時間 8時半~16時55分
御朱印
御朱印は御守所で頂けます。
料金は300円~です。
社務所では、厄除けに効くと評判の砂のお守りを販売しています。
店頭には並んでいないので「砂のお守り下さい!」と伝えて下さいね。
日御碕神社を観光するなら・・・
宿泊・レンタカー情報
島根県内には多くの観光地があります。
・世界遺産 石見銀山
・出雲大社や、周辺の神社
・玉造温泉
・松江城やその城下町
・津和野
などなど。
島根県はとても縦に長い形をしています。
宿泊をして、ゆっくり観光するのもいいですね。
宿・ホテルの予約
宿泊は松江市・出雲市・大田市の駅周辺が便利。
島根のホテルをチェックする(じゃらん)
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レンタカー
移動はレンタカーが便利!
松江市・出雲市・大田市の駅周辺にあります。
まとめ
島根・日御碕神社の情報をまとめました。
・創建の歴史・御祭神
・ご利益・ご神徳
・参拝ルート・所要時間
・アクセス方法
・御朱印情報など
赤い社殿の建築と、海の景色が美しい神社でした。
出雲大社から車で15分の距離です。ぜひ行ってみて下さいね!
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