【霧島神宮・元宮】高千穂河原にある古宮址(跡)と、山頂ふもとの元宮へ。




 

鹿児島の高千穂河原に霧島神宮の古宮跡「古宮址(こぐうし)」があります。

かつて霧島神宮だった跡地ですね。

今回の記事では、
・霧島神宮元宮・古宮址とは?
・実際に行ってみた様子

・アクセス方法
元宮、古宮址に関する情報をまとめました。

霧島神宮の元宮・古宮址(こぐうし)とは?

霧島神宮の歴史を紐解くと「古宮址(こぐうし)」が分かります。

霧島神宮の歴史

もともとはこの地で、火山活動が活発な山々が崇拝されていました。

霧島神宮が創建されたのは6世紀。

第29代欽明天皇(きんめいてんのう)の代と言われています。

天孫降臨の地である高千穂峰(たかちほのみね)・瀬多尾(せたお)という場所に建てられました。

しかし、近くの火山が度々噴火し、社殿が炎上。

瀬多尾から度々移転し、現在の霧島神宮の位置となりました。

山の噴火で度々移転することになった霧島神宮ですが、その跡地が元宮として今にも残っています。

その代表格が、古宮址(こぐうし)です。

霧島神宮の元宮「古宮址(こぐうし)」の紹介。

古宮址(こぐうし)の歴史

古宮址(こぐうし)が霧島神宮だったのは、950年頃~1235年の間。

天台宗の性空上人(しょうくうしょうにん)が社殿を再建しました。
※性空上人…霧島山で修行した僧。

噴火が理由でこちらに移動してきたのですが、1235年に起こった御鉢の大噴火でまた焼失してしまいました。

とにかく火山が活発で、その影響をかなり受けたことが分かりますね。

性空上人のお墓がありました。

霧島神宮から、亀石坂を下った先にありました。

独特の形が目を引きます。

霧島神宮元宮、古宮址(こぐうし)へ行ってみた

出発地は高千穂河原です。

鳥居のある登山道を進むこと500m先にあります。

道はゆるい坂道で歩きやすいです。

 

こちらが現在の古宮址(こぐうし)

「天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)」となっています。

昭和15年(1940年)に跡地が整備され、斎場が作られました。

皇紀2600年が祝われ、その記念事業の一つとして行われたものです。

 

階段を登った先に古宮址(こぐうし)があります。

かつてここが霧島神宮だった、ということですね。

陵墓でも見かける、とてつもなくシンプルな「神明鳥居」

背後には高千穂峰がそびえている、素晴らしい立地。

神聖な雰囲気が感じられ、厳粛な気持ちになります。

 

神籬(ひもろぎ)とは、神を迎えるための依代(よりしろ)となるもの。

神道での考え方で、依代に神を迎えて祭祀を行います。

木に囲まれた真ん中に松の木があり、おそらくそれが依代かと。

毎年11月10日には「天孫降臨御神火祭」が行われています。

 

鳥居をよく見ると、隙間にお金を入れている人がいました。

何か願いが込められているのかもしれませんね。

霧島神宮とセットで参拝がおすすめです。

山頂のふもとにある、元宮(もとみや)を紹介

元宮は古宮址(こぐうし)だけではありません。

高千穂河原コースで高千穂峰を目指すと、もう一つの元宮が見られます。

 

こちらが高千穂峰山頂のふもとにある元宮です。

背後にそびえるは高千穂峰。

初代の霧島神宮はここにありました。

 

6世紀頃、第29代欽明天皇(きんめいてんのう)の代の頃

慶胤(けいいん)上人が創建。788年の噴火で焼失されました。

 

「その高千穂の峯に天降ります」と瓊瓊杵尊が天孫降臨された高千穂峰。

もともとは火山自体を信仰する山岳信仰が始まりだったそう。

それが天孫降臨伝説と合体したと思われます。

 

ここから日本の歴史が始まったと思うと、感謝の気持ちで手を合わせずにはいられない。

高千穂峰を登山すると、ただの登山とは違う清々しさがあり

元宮を参拝しながら登れるのはたまらないですね。

高千穂河原コースでの登山体験談をまとめた記事です。

霧島神宮古宮址のアクセス方法・駐車場情報

バスでのアクセス方法

最寄り駅はバス停「高千穂河原」です。

アクセス方法は・・・
①バス停「丸尾」で下車
②バス停「丸尾」で乗り換え→バス停「高千穂河原」下車

①あらゆる場所→バス停「丸尾」へのバスについて
鹿児島空港・霧島温泉駅・国分駅などからバスで移動できます。
時刻表等はこちらを御覧ください。

②丸尾→バス停「高千穂河原」行きのバスについて
霧島連山周遊バスで高千穂河原へ移動できます。
時刻表等はこちらを御覧ください。

飛行機情報

鹿児島空港から霧島へはバス移動となります。
(JAL・ANA・ソラシドエア・スカイマーク・Peach・IBEX)

1万円以内で国内航空券がみつかるエアトリ

 

車でのアクセス時間

霧島神宮より約15分
霧島神宮駅より約20分

都城駅から約50分

鹿児島空港から約50分
鹿児島駅から約1時間35分

レンタカー情報

霧島神宮周辺観光はレンタカーが便利です。
鹿児島空港・国分駅・鹿児島中央駅周辺でかりるのがおすすめです。

レンタカー比較といえば、たびらいレンタカー

 

高千穂河原駐車場


有料駐車場あり。

料金
バイク 200円
乗用車 500円
マイクロバス 1,000円
大型バス 2,000円

霧島神宮古宮址 地図・営業時間

霧島神宮古宮址の地図

住所 鹿児島県霧島市霧島田口2583ー12

霧島神宮古宮址は「高千穂河原」から徒歩で10分の距離です。

営業時間

参拝可能時間 24時間

お問い合わせ

高千穂河原ビジターセンター
0995-57-2505

霧島神宮ツアー情報

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まとめ

今回の記事では、霧島神宮古宮址について
・今回の記事では、
・霧島神宮元宮・古宮址とは?
・実際に行ってみた様子
・アクセス方法
元宮、古宮址に関する情報をまとめました。

霧島神宮を参拝されるのであれば、ぜひ合わせて行ってみてくださいね。