福岡・宗像大社はなんの神様?ご利益・バスと電車でのアクセス方法まとめ。




福岡県の北部にある有名な神社「宗像大社」

2017年に「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として、世界文化遺産に登録されました。

この記事では、宗像大社の神様、ご利益についてまとめました。

バスと電車でのアクセス方法も載せたので参考になれば!

宗像大社はなんの神様?

宗像大社の歴史と神様

宗像大社の創建の由来は日本神話です。

天照大神(アマテラスオオミカミ)と速須佐之男命(スサノオノミコト)との間であれこれあり、三柱の女神が誕生します。

天照大神は三女神に、ある日命令を下します。
「玄界灘に降臨して、歴代天皇を助けなさい。そうすれば歴代天皇があなたたちを祀るでしょう」

三女神は玄界灘に降臨、その地に社が建てられ宗像大社となりました。

やや唐突な話でしたが、大雑把にまとめるとこんな感じです。

「もう少し詳しく知りたい」という方は、下の創建の由来を見てください。

海原の統治もせず、母に会いたいと駄々をこねる速須佐之男命(スサノオノミコト)。

怒った父神(イザナギ)に、追放されてしまう。

速須佐之男命天照大神(アマテラスオオミカミ)にお別れの挨拶に伺うも、邪神があるのではないか?と疑われてしまう。

その疑いを解くために、速須佐之男命誓約(うけい)を提案。
※誓約(うけい)・・・古代の占い。結果で成否を判断する。

まずは天照大神が、スサノオが持っている十拳剣(とつかのつるぎ)を噛み砕き、吹き出した霧から三柱の女神がお生まれになる。

次に速須佐之男命が、天照大神の八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を噛み砕き、吹き出した霧から五柱の神がお生まれになる。
(五柱とは、天忍穂耳命・天穂日命・天津彦根命・活津彦根命・熊野櫲樟日命)

速須佐之男命は自分に悪い心が無いからこそ、自分の持ち物(十拳剣)から優しい女神が生れたとし、スサノオに邪神が無いことを証明した。

天照大神と速須佐之男命の誓約(うけい)によって誕生した三女神(宗像三女神)

天照大神三女神「玄界灘に降臨して、歴代天皇を助けなさい。そうすれば歴代天皇があなたたちを祀るでしょう」と命令をする。

三女神が降臨のされた地に社が建てられ、宗像大社となりました。

御祭神は宗像三女神

創建エピソードからも分かるように、玄界灘に降臨された三女神が御祭神です。

宗像三女神と呼ばれ、「むなかたさんじょしん」とよみます。

三女神をご紹介すると

田心姫神(たごりひめのかみ)
→旦那は大国主命

湍津姫神(たぎつひめのかみ)
→旦那は大国主命

市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)
→水の神、芸に秀でた絶世の美女

三女神はそれぞれ違う場所に祀られています。


地図にするとこんな感じ。

田心姫神は 沖津宮(おきつぐう)
湍津姫神は 中津宮(なかつぐう)
市杵島姫神は 辺津宮 (へつぐう)

に祀られています。

この三宮を総称して「宗像大社」といいます。
※現在沖津宮は参拝できません。遥拝所からのお参りとなります。

また、日本書紀では宗像三女神を道主貴(みちぬしのむち)と呼ばれています。

「貴(むち)」という文字が使われている神様は
伊勢神宮の大日靈貴(おおひるめのむち)=天照大神
出雲大社の大己貴(おおなむち)=大国主命

つまり「貴」とは、貴い(とうとい)神様におくられる尊称。

宗像三女神がいかに格式の高い神様かわかりますね。

宗像大社のご利益

宗像三女神が降臨された地は、朝鮮半島と大陸を結ぶ重要な海路。

海上交通の安全を祈願し、祀られました。

時代とともに、鉄道や自動車など、交通の安全を司る神様へ。

宗像大社のご利益は

交通安全
開運厄除
大量豊作祈願

日本で初めて自動車の交通安全お守りを作ったと言われています。

また宗像大社では車やバイクの交通安全祈願が出来ますが、祈願を希望される方が多く、そのため駐車場が広く作られています。

宗像大社への行き方・アクセス方法

博多駅・小倉駅からの移動方法(電車+バス)

宗像大社のJRの最寄り駅は「東郷駅」

博多駅・小倉駅→東郷駅は電車
東郷駅→宗像大社はバス
というルートになります。

博多駅・小倉駅→東郷駅の電車移動

博多駅→東郷駅
快速で約30分(570円)

小倉駅→東郷駅
快速で約50分(760円)

東郷駅→宗像大社のバス移動

東郷駅前→宗像大社前
約12分(240円)

乗車するバスは・・・
(1)→「神湊波止場」行き
(1-2)→「光陽台六丁目」行き
※バス会社は西鉄バス

1時間に1~2便

トータル

博多駅→宗像大社約1時間810円
小倉駅→宗像大社約1時間30分1,000円

バスとの乗り継ぎ時間に注意すれば、快適な移動です。

駐車場情報

画像は第一駐車場

宗像大社辺津宮には、第1~第3駐車場があります。
駐車料金は全て無料。

出典:宗像大社ホームページ

第1駐車場(画像右下)
一の鳥居の横にある駐車場。
駐車可能台数700台と、一番大きい。

車・バイクの交通安全祈願を行う祈願殿はここにある。

参拝をするのであれば一番便利な場所ですが
正月などの混み合うタイミングはかなり渋滞します。

第2駐車場(画像真ん中左)
神宝館や拝殿・本殿に比較的近い。
駐車可能台数は200台。

第3駐車場(画像上)
宗像護国神社、第二宮・第三宮の近くにある。
駐車可能台数は100台。

混み合う時には、比較的混雑が避けられる。

宗像大社参拝方法記事

宗像大社を巡るツアー

なんと「宗像大社参拝ツアー」があります。

他の神社や歴史的見どころとセットで観光できます。

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