日本の神話、天岩戸伝説で有名な「天岩戸神社」
本物の天岩戸を祀っている神社が、宮崎県にあるんです。
今回の記事では、
・創建の歴史と御祭神
・ご利益・ご神徳
・参拝所要時間・見どころ
・アクセス方法
・御朱印情報
参拝するのに役に立つ情報をまとめました。
天岩戸神社には西本宮と東本宮があります。
西本宮・東本宮・天安河原(あまのやすがわら)の位置を地図にまとめました。
今回ご紹介するのは、天岩戸神社といえばココ！「西本宮」です。
神話にルーツを持つ天岩戸神社西本宮の見どころを、解説していきますね。
天岩戸神社東本宮の記事
宮崎･天岩戸神社 創建の歴史と御祭神
天岩戸神社のルーツは日本神話にあります。
神話を理解すると、参拝が100倍楽しくなります。
天岩戸神話を分かりやすく解説
登場人物
姉 天照大神（アマテラスオオミカミ）
弟 素戔嗚命（スサノオノミコト）
思兼神（オモイカネノカミ）
天鈿女命（アメノウズメノミコト）
天岩戸神話
昔々、高天原に天照大神（アマテラスオオミカミ）や、多くの神様が住んでいました。
アマテラスの弟素戔嗚命（スサノオノミコト）もいましたが
この弟が問題児で、ありとあらゆる乱暴を働き、高天原の神々を困らせまくります。
我慢を超えた天照大神は「もう嫌だ！」と、天岩戸の中に隠れてしまいました。
太陽の神天照大神が隠れたため、世界は闇に包まれ災が起こります。
困った神々は天安河原（あまのやすがわら）に集合。
思兼神（オモイカネノカミ）の発案で、ある作戦を実行します。
天岩戸の前でお祭りが開催されました。
天鈿女命（アメノウズメノミコト）が踊り狂い、場内大盛りあがり！
「外がにぎやかね。何が起こってるのかしら・・・？」
気になった天照大神は、岩の間からそ～っと顔を出した瞬間
外に引っ張り出されてしまいました。
そして世界は太陽を取り戻し、世界は平和に戻ったそうな。
めでたし、めでたし。
天岩戸神社は、天照大神（アマテラスオオミカミ）がお隠れになった「天岩戸」がご神体です。
810年～824年頃に創建されました。
天孫降臨の神 瓊瓊杵尊（ニニギノミコト）が
天岩戸の話を思い偲び、お祀りした事がはじまりと言われています。
御祭神
大日霎尊(おおひるめのみこと)
誰？と思ってしまいますが、天照大神の別名です。
天岩戸神社のご利益・ご神徳は？
諸願成就
商売繁盛
家内安全
病気平癒
天岩戸神社の参拝所要時間・見どころをご紹介。
天岩戸神社の参拝所要時間は？
お参りだけなら約15分です。
天安河原参拝、天岩戸ご案内（天岩戸を直接参拝するツアー）を含めると
1時間～1時間半になります。
参拝の様子・見どころを解説
一番初めにくぐる一の鳥居。
縦の柱、横の柱が直線的な「黒木鳥居」
天皇の御陵も同じ鳥居だったと思います。
手力男命（タジカラオノミコト）戸取像
こちらが手力男命（タジカラオノミコト）。
隠れていた天照大神を引っ張り出し、岩戸を遠くに投げ飛ばした神様です。
天岩戸神楽30番戸取の像、と説明がありました。
二の鳥居
二の鳥居から先は神聖さが増します。
清々しい気で満ちていますが、ただ事ではない空気も感じます。
手水舎（てみずしゃ）
こちらで心身を清めます。
神門
伊勢神宮とおなじ造りに見えます。
屋根の上にある立派な鰹木（かつおぎ）がお見事！
朝の光がきれいに映り込み、神威が感じられる画像となっております。
社殿（拝殿）
造りがとても美しい拝殿です。
太陽の光を背にそびえ立つ姿は惚れ惚れしますね。
御神体は天岩戸のため、御本殿はありません。
御旅所（おたびしょ）
こちらが「御旅所（おたびしょ）」
御旅所には配祀神である天鈿女命・手力男命・大年神・素盞嗚尊・日子穗穗手見命・豊玉毘売命、菅原道真公の7柱を祀っている。
引用：Wikipedia（天岩戸神社）
御神木 招霊(おがたま)の木
御神木「招霊(おがたま)の木」
天照大神が天岩戸から出てきてもらうために
天鈿女命（アメノウズメノミコト）が踊って会場を盛り上げましたよね？
その時招霊(おがたま)の木の枝を手に持っていた、と言われています。
古代銀杏(こだいいちょう)
天岩戸神社か、長野県諏訪にしかない古代銀杏。
特異な葉・実の形が特徴。
撮影禁止！天岩戸を遥拝する
御神体「天岩戸」の洞窟を、神職の案内で直接参拝できます。
案内所要時間は約20分。開始時間は張り出されていました。
私が参拝したときは、30分に一度の案内でした。
こちらが「天岩戸ご案内」の集合場所。
時間になり神職の方が来られます。約10名集まりました。
お祓いを済ませ、天岩戸の洞窟を拝見しました。
神職が簡単に説明してくださいます。
草木が豊富なため視界が遮られるのですが、確かに見えました。
身体がゾクゾクする～。
神聖な雰囲気が尋常ではありません。
ちょっと吐き気がするぐらい。
あっという間に参拝は終了し、境内に戻りました。
この後、天安河原（あまのやすがわら）に行くのもおすすめです。
天岩戸神社のアクセス方法・駐車場情報
バスのアクセス方法
福岡・熊本・宮崎・延岡から高千穂バスセンター行き高速バスがあります。
高千穂バスセンター（宮交バスセンター）から天岩戸神社へは、路線バスで移動。
天岩戸神社の最寄りのバス停は「岩戸」です。
時刻表などの詳細はこちら（宮崎交通）
車のアクセス方法
高千穂バスセンターから12分
高千穂神社から13分
延岡市から50分
宮崎市から約2時間
熊本市から約1時間55分
レンタカー
高千穂の観光地はやや奥まった場所にあるので、レンタカーが便利です。
かりるなら宮崎空港・宮崎市・延岡市・日向市がおすすめ。
駐車場
神社手前に、西本宮・天安河原用の駐車場がありました。
他にも3箇所、無料駐車場があります。
ツアー、観光タクシー情報
ツアー情報
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観光タクシー情報
観光タクシーで高千穂の観光地を巡ることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。
天岩戸神社 地図･営業時間･御朱印
天岩戸神社の地図
住所 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸１０７３−１
参拝可能時間
24時間
お問い合わせ
0982-74-8239
御朱印
授与所・社務所でいただけます。
料金 300円
営業時間 8：30～17：00
天岩戸神社近くのおすすめ神社
天岩戸神社・東本宮
岩屋（洞窟）からでてきた天照大神（あまてらすおおみかみ）が鎮座された場所に建てられた神社です。
天岩戸神社西本宮から徒歩で７分の距離です。
天安河原
神様が集まって相談した場所と言われる、天岩戸伝説にちなんだパワースポット。
天岩戸神社・西本宮から徒歩で5分の距離です。
高千穂神社
1900年前に創建された、高千穂地方の神社八十八社の総社。全国屈指のパワースポットです。
天岩戸神社・西本宮から車で12分、バス＋徒歩で30分の距離です。
熊本･草部吉見神社
日本三大下り宮で有名。神話にルーツを持つ草部吉見（くさかべよしみ）神社です。
熊本市、熊本空港方面から高千穂へ行く道中にあります。
まとめ
今回の記事では、天岩戸神社について情報をまとめました。
・創建の歴史と御祭神
・ご利益・ご神徳
・参拝所要時間・見どころ
・アクセス方法
・御朱印情報
天岩戸を直接拝んだときは身震いがしましたね。
神話にルーツを持つためか、天岩戸神社は他の神社と比べて雰囲気が違うように感じました。
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