神がいる山として祀られていた弥山(みせん)の山頂に、神社があります。
その名も御山神社(みやまじんじゃ)。厳島神社の奥宮です。
知る人ぞ知るパワースポットのため、あまり人がいません。
・創建の歴史、御祭神
・ご利益・ご神徳
・御山神社への行き方
・建築様式や見どころ
天空のパワースポットと名高い御山神社の情報をまとめました。
御山神社 創建の歴史と祀られている神様
弘法大師(空海)が弥山で修行中、お寺を建てました。
弥山を守る神様として三鬼大権現(さんきだいごんげん)を寺にお迎えし、名前を三鬼堂(さんきどう)にしました。
三鬼大権現は大変珍しい鬼の神様。強大な神通力で全ての生き物を救うと言われています。
平安時代後期、平清盛が三鬼堂を厳島神社の奥宮としました。
1868年、明治政府から神仏分離令が発令。
※神仏分離令・・・神仏習合をやめ、神道と仏教を分けること。
色々あった末、三鬼堂の神様は別のお堂に移されました。
※現在の三鬼堂です。
残った三鬼堂の建物は「御山神社」と名前をかえ、宗像三女神が祀られるようになりました。
御祭神
御祭神は厳島神社と同じ宗像三女神です。
宗像三女神(むなかたさんじょしん)
・市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
・田心姫命(たごりひめのみこと)
・湍津姫命(たきつひめのみこと)
宗像三女神は、玄界灘に降臨した神様で、宗像大社に祀られています。
宮島・御山神社のご利益・御神徳は?
航海・交通安全
商売繁盛
必勝祈願・勝負運
御山神社は「宗像三女神が降臨された地」とも言われています。
神が降臨した巨石の上に立つ奥宮が、御山神社。
ご利益というよりは、パワーを授かるパワースポットとして有名です。
御山神社の行き方
御山神社は弥山(みせん)の山頂付近にあります。
こちらが弥山山頂の地図です。
画像左下にある⑪が御山神社です。
弥山山頂から、徒歩で約15分
弥山本堂から、徒歩で約5分
御山神社は山頂付近にあるため、まずは弥山に登る必要があります。
弥山の登り方①ロープウェー
ロープウェーで弥山を登れます。
ロープウェーが到着する「獅子岩駅」から徒歩25分で、御山神社に到着します。
弥山の登り方②徒歩
弥山には登山道が3つあり、どのルートからでも御山神社に行くことができます。
宮島桟橋にある観光案内所で、弥山散策マップが頂けます。
わかりやすい地図が載っているので、ぜひ参考にしてくださいね。
山頂から地図に沿って進んでいくと、御山神社への案内看板があります。
赤い鳥居が迎えてくれるので、すぐにわかります。
鳥居の先を進むと、なんと手水舎(てみずしゃ)が!
天然の湧き水なのか?石で作られた水場に、お水が流れています。
さらに進むと、石の鳥居がみえてきます。
その先の朱色の建物が御山神社です。
御山神社の建築様式、見どころ。
御山神社は、3棟の社殿が建っているだけのシンプルな神社です。
社殿の配置は、手前に2棟、奥に1棟。
上から見ると漢字の「品」のような配置となっています。
中央奥が、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
左殿に、田心姫命(たごりひめのみこと)
右殿に、湍津姫命(たきつひめのみこと)が祀られています。
見どころは、一間社流造(いっけんしゃながれづくり)の本殿。
一間社流造とは神社建築様式の一つで、神社ではよく見られます。
一間社と流造を分けて解説しますね。
一間社(いっけんしゃ)とは?
「一間社」とは建物正面の柱間が一つの神社本殿のこと。
※柱と柱の間を一間(いっけん)と数えます。三本の柱は二間となります。
一間社はどうしても建物が小さくなりますよね。
流造(ながれづくり)とは?
①切妻造(きりつまつくり)
→本をかぶせたような形状の屋根。図だと↓こんな感じ。
②平入り(ひらいり)
上のイラストで言う、②のパターン。
③左右非対称の屋根
正面側の屋根がなが~く伸びている。そして最後に反ります。
説明を踏まえて、実際の画像を見て頂くと・・・
一間社流造の特徴が感じられやすい画像です。
屋根は、檜皮葺(ひわだぶき)。ヒノキの皮で作られた屋根です。
1991年に発生した台風19号で倒壊。今の社殿は再建されたものです。
御山神社から見える景色がきれいだったのですが、写真を撮っておりませんでした(-_-;)。
ただ最高に見晴らしが良かったです。
「さすが天空のパワースポット!」と思ったので、私のようにうっかり撮り忘れないよう気をつけてくださいね。
御山神社 地図・営業時間・御朱印
御山神社の地図
住所 広島県廿日市市宮島町
参拝可能時間 いつでも
御朱印 なし
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